ミラー関係のスケジュールの変更

スケジュールが他のバックアップまたは更新に影響を与える場合は、FlexVolおよびInfinite Volumeのミラー関係を更新するスケジュールを変更できます。

始める前に

  • クラスタとStorage Virtual Machine(SVM)のピア関係を作成しておく必要があります。

    クラスタとSVMのピアの作成については、『clustered Data ONTAP システム アドミニストレーション ガイド(クラスタ管理)』を参照してください。

このタスクについて

スケジュールの変更は、データ保護ミラー コピーの場合とは異なる影響を負荷共有ミラー コピーに与えます。負荷共有ミラー関係のスケジュールを変更すると、Data ONTAPによって、グループ内のすべての負荷共有ミラー コピーの関係が変更されます。Data ONTAPでは、コマンドで指定されたSVMおよびソース ボリュームによって負荷共有ミラーのグループを決定します。負荷共有ミラー コピーの詳細については、『clustered Data ONTAP論理ストレージ管理 ガイド』を参照してください。

手順

  1. job schedule cron createコマンドを使用して、新しいスケジュールを作成します。
    スケジュールの作成については、『clustered Data ONTAP システム アドミニストレーション ガイド(クラスタ管理)』のcronジョブの作成に関するセクションで説明されています。job schedule cron createコマンドの詳細については、マニュアル ページを参照してください。
  2. snapmirror modify -scheduleコマンドを使用して、ミラー関係のスケジュールを変更します。
    このコマンドは、デスティネーションSVMから使用する必要があります。

    次に、「dept_eng_ls1」という名前のデスティネーション ボリュームのデータ保護ミラー関係で使用される更新スケジュールを、「dept_eng_mirror_sched」という名前のスケジュールに変更するコマンドを示します。

    vs2::> snapmirror modify -source-path vs1:dept_eng 
    -destination-path vs2:dept_eng_ls1 -schedule dept_eng_mirror_sched