Data ONTAPには、FlexVolとInfinite VolumeのSnapMirror関係を管理するためのコマンドが多数用意されています。
SnapMirror関係を管理するには、SnapMirrorライセンスがインストールされている必要があります。
状況 | 使用するコマンド |
---|---|
アクティブな転送を中止する | snapmirror abort 中止処理のステータスは、snapmirror showコマンドを使用して確認できます。 Infinite Volumeを使用している場合は、個々のコンスティチュエントではなく、Infinite Volumeで管理タスクを実行する必要があります。 |
データ保護ミラー コピーのデスティネーションを書き込み可能にする | snapmirror break このコマンドは、デスティネーションStorage Virtual Machine(SVM)から使用する必要があります。 このコマンドを使用するときは、ボリュームでI/Oトラフィックが実行されていない状態でなければなりません。 |
新しいデータ保護ミラー関係を作成する | snapmirror create このコマンドは、デスティネーションSVMから使用する必要があります。 Infinite Volumeを使用している場合は、クラスタ内ではなく、クラスタ間でしかデータ保護ミラー関係を作成できません。 |
データ保護ミラー関係を削除する | snapmirror delete このコマンドは、デスティネーションSVMから使用する必要があります。 Infinite Volumeを使用している場合は、個々のコンスティチュエントではなく、Infinite Volumeで管理タスクを実行する必要があります。 |
ベースライン転送を開始する | snapmirror initialize このコマンドは、デスティネーションSVMから使用する必要があります。 |
ソース エンドポイントが現在のSVM内にあるデータ保護ミラー関係の一覧を表示する | snapmirror list-destinations このコマンドは、ソースSVMから使用する必要があります。 |
データ保護ミラー関係を変更する | snapmirror modify このコマンドは、デスティネーションSVMから使用する必要があります。 |
データ保護関係および負荷共有ミラー関係の一覧を表示するか、SnapMirror関係のスケジュールされた転送の状態を表示する | snapmirror show このコマンドによって表示される情報は一定時間ごとに更新されるため、関係に変更があった場合、その情報が即座には表示されないことがあります。 このコマンドは、デスティネーションSVMから使用する必要があります。 |
完了したSnapMirror処理の一覧を表示する | snapmirror show-history このコマンドは、デスティネーションSVMまたはデスティネーション クラスタから使用する必要があります。 このタスクでは、負荷共有ミラー関係など、「8.2よりも前」の関係機能を使用した関係はサポートされません。 |
ミラー関係の以降の転送を無効にする | snapmirror quiesce このコマンドは、デスティネーションSVMから使用する必要があります。 |
ミラー関係の以降の転送を有効にする | snapmirror resume このコマンドは、デスティネーションSVMから使用する必要があります。 |
再同期処理を開始する | snapmirror resync このコマンドは、デスティネーションSVMから使用する必要があります。 このコマンドを使用するときは、ボリュームでI/Oトラフィックが実行されていない状態でなければなりません。 再同期したボリュームでは、クォータがオフになります。再同期の実行前にボリュームでクォータを設定していた場合は、再同期後に再アクティブ化する必要があります。 注意: 再同期処理では、コマンドによってデスティネーション ボリュームのエクスポート済みSnapshotコピーが削除されることがあるため、デスティネーション ボリュームのデータが失われる可能性があります。
|
SnapMirrorからSnapVaultへのカスケード構成用にユーザが作成したSnapshotコピーが予期せず削除されないように、所有者を追加する | snapmirror snapshot-owner create 一般的な用途は、アプリケーションと整合性のあるSnapshotコピーを保持することです。 このタスクはInfinite Volumeではサポートされていません。 |
SnapMirrorからSnapVaultへのカスケード構成用にユーザが作成したSnapshotコピーを保持するための所有者を削除する | snapmirror snapshot-owner delete このタスクはInfinite Volumeではサポートされていません。 |
snapmirror snapshot-owner createコマンドを使用して追加した所有者のSnapshotコピーをすべて表示する | snapmirror snapshot-owner show このタスクはInfinite Volumeではサポートされていません。 |
増分転送を開始する | snapmirror update このコマンドは、デスティネーション クラスタから使用する必要があります。 Infinite Volumeを使用している場合は、増分転送を実行する前に、アグリゲートの要件を満たす必要があります。 管理タスクは、個々のコンスティチュエントではなく、Infinite Volumeに対して実行する必要があります。 デスティネーション ボリューム上に存在するSnapshotコピーからのSnapMirror関係の更新で発生したエラー メッセージは無視しても構いません。これらのメッセージはいずれもサポートで使用するためのものです。 |
データ保護ミラー関係の新しいポリシーを作成する | snapmirror policy create |
データ保護ミラー関係のポリシーを削除する | snapmirror policy delete |
新しいルールをSnapVault関係に追加する | snapmirror policy add-rule |
SnapVault関係のポリシーの既存のルールを変更する | snapmirror policy modify-rule |
データ保護ミラー関係のポリシーを変更する | snapmirror policy modify |
データ保護ミラー関係のポリシーからルールを削除する | snapmirror policy remove-rule |
データ保護ミラー関係のポリシーを表示する | snapmirror policy show |
データをボリュームにコピーする | snapmirror restore リストアしたボリュームでは、クォータがオフになります。リストアの実行前にボリュームでクォータを設定していた場合は、リストア後にアクティブ化する必要があります。 このタスクはInfinite Volumeではサポートされていません。 |
ソースSVMからSnapMirror関係の情報を削除する | snapmirror release このコマンドは、ソースSVMから使用する必要があります。 |