データをデータ保護ミラー コピーにレプリケートすることで保護することができます。災害の発生時には、このデータ保護ミラー コピーを使用してデータをリカバリできます。
このタスクについて
データ保護ミラー コピーは、FlexVolのみを使用するクラスタで作成できます。
手順
- volume createコマンドを使用して、データ保護ミラー コピーにするデスティネーションSVMにデスティネーション ボリュームを作成します。
例
次に、
SVM vs1.example.comにdept_eng_dr_mirror1という名前のデータ保護ミラー ボリュームを作成するコマンドを示します。このデスティネーション ボリュームは、aggr3という名前のアグリゲートに配置されます。これは
SVM vs1.example.comにあります。
vs1::> vol create -volume dept_eng_dr_mirror1 -aggregate aggr3 -size 20MB -type DP
SVMピアにデータ保護ミラー ボリュームを作成する場合は、
SVMピアにデスティネーション ボリュームを作成します。
vs2::> volume create -volume dept_eng_dr_mirror1
-aggregate aggr3 -size 20MB -type DP
- snapmirror createコマンドを使用して、データ保護ミラー関係を作成します。
例
次に、dept_engという名前のソース ボリュームについて、dept_eng_dp_mirror2という名前のデスティネーション ボリュームとのデータ保護関係を作成するコマンドを示します。
SVMの名前はvs1です。
vs1::> snapmirror create -destination-path vs1.example.com:dept_eng_dp_mirror2
-source-path vs1.example.com:dept_eng -type DP -schedule 5min
SVMピアのデスティネーション ボリュームとのデータ保護ミラー関係を作成する場合は、デスティネーション ボリュームが含まれているSVMからデータ保護ミラー関係を作成します。 たとえば、デスティネーション ボリュームがvs2という名前のSVMピアにある場合、データ保護ミラー関係を作成するコマンドは次のようになります。
vs2::> snapmirror create -destination-path vs2.example.com:dept_eng_dp_mirror2
-source-path vs1.example.com:dept_eng -type DP -schedule 5min
Data ONTAPでデータ保護ミラー関係が作成されます。ただし、この関係はまだ初期化されていません。
- snapmirror initializeコマンドを使用して、データ保護ミラー コピーを初期化します。
例
次に、dept_engという名前のソース ボリュームのdept_eng_dp_mirror2という名前のデータ保護ミラー コピーを初期化するコマンドを示します。ソース ボリュームとデータ保護ミラー コピーは、どちらもvs1.example.comという名前の
SVMにあります。
vs1::> snapmirror initialize -destination-path vs1.example.com:dept_eng_dp_mirror2
SVMピアのデスティネーション ボリュームとのデータ保護ミラー関係を初期化する場合は、デスティネーション ボリュームが含まれているSVMからデータ保護ミラー関係を初期化する必要があります。 たとえば、単一SVMの例のデスティネーション ボリュームがvs2.example.comという名前のSVMピアにある場合、データ保護ミラー関係を作成するコマンドは次のようになります。
vs2::> snapmirror initialize -destination-path vs2.example.com:dept_eng_dp_mirror2