災害によってデータ保護ミラー関係のソースFlexVolが機能しなくなった場合は、デスティネーションFlexVolを使用して、ソースの修理または交換中にデータを提供し、ソースを更新して、システムの元の構成を再確立できます。
以下の手順では、ソース ボリュームとデスティネーション ボリュームが別々のStorage Virtual Machine(SVM)上にあるデータ保護ミラー関係について説明します。SVM ソース クラスタとデスティネーション クラスタ、およびソースSVMとデスティネーションSVMでピア関係が確立されています。元のソース(災害で使用できなくなるボリューム)はvs1:volAで、元のデスティネーションはvs2:volBです。
ソースが利用不能に陥る前にSnapMirrorで最後に予定されていたSnapshotコピーのすべてのデータ、および、vs2:volBが書き込み可能な状態になってから書き込まれたすべてのデータが維持されます。最後のSnapMirror Snapshotコピー以降、vs1:volAが利用不能になるまでの間にvs1:volAに書き込まれたデータは一切維持されません。
ディザスタ リカバリ時におけるInfinite Volumeからのデータの読み出しについては、『Clustered Data ONTAP Infinite Volumes Management Guide』を参照してください。