スケジュールされているSnapshotコピー作成が失敗する場合

スケジュールされているSnapshotコピー作成は、ボリュームを使用できないなど、いくつかの原因によって失敗することがあります。その場合、Data ONTAPは、スケジュール以外の時間にSnapshotコピーの作成を試みます。

スケジュールされていたSnapshotコピーの作成に失敗した場合、Data ONTAPはボリューム内のSnapshotコピーをチェックします。実行されるチェックとその対応処置は、失敗したSnapshotコピー作成の種類によって異なります。以下に、このプロセスについて示します。
  1. Snapshotコピーの作成にボリュームを再び使用できるようになると、Data ONTAPSnapshotコピーperiod_snapの時間内に作成されたかどうかをチェックします。period_snapは時間を示す変数で、次の表のようにSnapshotコピー スケジュールの種類によって異なります。
    Snapshotコピー スケジュールの種類 period_snap変数の値
    毎週 3日
    夜間 3日
    毎時 12時間
    注: period_snapの値を変更することはできません。
  2. 前の手順のチェックからは、次のどちらかの値が返されます。
    返される結果 操作
    Yes(Snapshotコピーperiod_snapの時間内に作成された) Data ONTAPは手順3を実行
    No(period_snapの時間内にSnapshotコピーは作成されなかった) Data ONTAPは手順4を実行
  3. Data ONTAPは、最後のSnapshotコピー後、スケジュールされたSnapshotコピーの作成が失敗したかどうかをチェックします。このチェックからは、次のどちらかの値が返されます。
    返される結果 操作
    Yes(Snapshotコピーの作成が失敗した) Data ONTAPSnapshotコピーを作成
    No(スケジュールされたSnapshotコピーの作成は失敗していない) Data ONTAPSnapshotコピーを作成しない
  4. Data ONTAPは、スケジュールされたSnapshotコピー作成が25分以内に失敗したかどうかを確認します。このチェックからは、次のどちらかの値が返されます。
    返される結果 操作
    Yes(スケジュールされたSnapshotコピー作成が25分以内に失敗した) Data ONTAPSnapshotコピーを作成
    No(スケジュールされたSnapshotコピー作成は25分以内に失敗していない) Data ONTAPSnapshotコピーを作成しない