SnapVaultデスティネーション ボリュームで圧縮を無効にしたあとにストレージ効率を維持したデータ転送を再度確立するには、Storage Efficiencyを手動で有効にする必要があります。データ圧縮を無効にしたあと、Storage Efficiencyを手動で有効にするまでは、すべてのデータがそのまま転送されます(ストレージ効率は維持されません)。
始める前に
- クラスタでこのタスクを実行するには、クラスタ管理者の権限が必要です。
- Storage Virtual Machine(SVM)でこのタスクを実行するには、SVM管理者の権限が必要です。
- SnapVaultデスティネーション ボリュームのデータ圧縮を有効にしたあとに無効にする必要があります。
ステップ
- SnapVault関係のデスティネーション クラスタで、-enable-storage-efficiencyパラメータを指定したsnapmirror updateコマンドを使用します。
このコマンドを実行すると、Storage Efficiencyが有効になり、データ転送処理が開始されます。処理はまず
「preparing」状態となり、ソース ボリュームとデスティネーション ボリュームが対称な状態になるまで、圧縮と解凍が実行されます。ボリュームが対称な状態になると、ストレージ効率に優れたSnapshotコピーがSnapVaultデスティネーションに転送されます。
注: この転送処理には通常よりも時間がかかることがあるため、進捗状況はバイト数ではなくパーセントで表示されます。