クラスタ ピア クラスタ間ネットワークを作成して使用すると、SnapVaultバックアップのデータ転送時に、データを保護しながらクラスタ間でデータを転送できます。クラスタ間ネットワークを作成する前に、その概要を理解しておく必要があります。
クラスタ ピア クラスタ間ネットワークは、ネットワーク ポートに割り当てられたクラスタ間LIF(論理インターフェイス)で構成されます。2つの異なるクラスタ間でレプリケーションが発生するクラスタ間ネットワークは、クラスタ間LIFの作成時に定義されます。2つのクラスタ間のレプリケーションは、クラスタ間ネットワークでのみ発生します。これは、同じクラスタ内のデータ ネットワークと同じサブネットにクラスタ間ネットワークがあるかどうかに依存しません。
インタークラスタLIFには、データLIFと同じサブネット内や、別のサブネット内のIPアドレスを割り当てることができます。クラスタ間LIFを作成すると、そのノードにクラスタ間ルーティング グループも自動的に作成されます。クラスタ間ルーティング グループのゲートウェイ アドレスを定義し、定義したゲートウェイ アドレスにクラスタ間ルーティング グループをルーティングする必要があります。
System Managerでは、Data ONTAP 8.3以降を実行しているクラスタ間に、認証されたクラスタ ピア関係を作成できます。認証されたクラスタ ピア関係では、パスフレーズを使用してクラスタ間通信が保護されます。