ミラー コピーの削除

ミラー コピーが不要になった場合は、ミラー関係とデスティネーションのFlexVolまたはInfinite Volumeを削除できます。

このタスクについて

ミラー コピーを削除する場合は、ミラー関係とデスティネーション ボリュームを削除する必要があります。ミラー関係を削除しても、ソース ボリュームまたはデスティネーション ボリューム上にある、SnapMirrorによって作成されたSnapshotコピーは削除されません。ミラー関係を削除すると、ソース ボリュームとデスティネーション ボリューム両方の、SnapMirrorによって作成されたSnapshotコピーの所有者が削除されようとします。

負荷共有ミラー コピー セットから負荷共有ミラー コピーを削除する場合、削除される負荷共有ミラー関係のデスティネーション ボリュームにデータまたはSnapshotコピーが含まれていると、そのデスティネーション ボリュームを負荷共有関係のデスティネーション ボリュームとして再び使用することはできません。

手順

  1. オプション: ソースStorage Virtual Machine(SVM)で、snapmirror list-destinationコマンドを使用して、そのソース ボリュームに対するデスティネーション ボリュームの一覧を表示します。
    vs1::> snapmirror list-destinations
                                                      Progress
    Source             Destination         Transfer   Last         Relationship
    Path         Type  Path         Status Progress   Updated      Id
    ----------- ----- ------------ ------- --------- ------------ ---------------
    vs1:src_ui  DP    vs2:vsrc_ui_ls_mir2
                                   Idle    -         -            3672728c-ad06-11e2-981e-123478563412
    
  2. snapmirror deleteコマンドを使用して、ミラー関係を削除します。

    次に、src_ui_ls_mir2という名前のデスティネーション ボリュームとsrc_uiという名前のソース ボリュームの間のミラー関係を削除するコマンドを示します。

    vs2::> snapmirror delete -source-path vs1:src_ui
    -destination-path vs2:src_ui_ls_mir2
    このコマンドによってミラー関係が削除されますが、デスティネーション ボリュームは削除されません。負荷共有ミラー コピーの場合、デスティネーション ボリュームは制限された状態になります。このボリュームをデータ保護関係のデスティネーション ボリュームとして使用する場合は、10分以上待つ必要があります。これは、内部キャッシュを更新してボリュームをオンラインに戻すためにかかる時間です。
  3. ソースSVMで、snapmirror releaseコマンドを使用して、設定情報とData ONTAPで作成されたSnapshotコピーをソース ボリュームから削除します。
    次に、vs1という名前のソースSVMからDP関係またはXDP関係を削除するコマンドを示します。
    vs1::> snapmirror release -source-path vs1:src_ui -destination-path 
    vs2:src_ui_ls_mir2
    このコマンドでは、ソースSVMからDP関係またはXDP関係の情報が削除されますが、ボリュームは削除されません。src_ui_ls_mir2という名前のデスティネーション ボリュームのベースSnapshotコピーがsrc_uiという名前のソース ボリュームから削除されます。
  4. オプション: volume deleteコマンドを使用して、デスティネーション ボリュームを削除します。
    デスティネーション ボリュームは不要になった場合に削除します。