専用のポートを使用することが適切なインターコネクト ネットワーク ソリューションであるかどうかを判断するには、LANのタイプ、利用可能なWAN帯域幅、レプリケーション間隔、変更率、ポート数などの設定や要件を考慮する必要があります。
専用のポートを使用することがインターコネクト ネットワーク ソリューションとして適切であるかどうかを判断するには、ネットワークについて次の事項を考慮してください。
- 使用できるWAN帯域幅がLANポートの帯域幅とほぼ同じで、レプリケーション間隔の設定により、通常のクライアント アクティビティが実行されている間にレプリケーションが実行される場合は、クラスタ間 レプリケーションにイーサネット ポートを専用に割り当てて、レプリケーションとデータ
プロトコルとの競合を回避します。
- データ プロトコル(CIFS、NFS、iSCSI)によるネットワーク利用率が50%を超える場合は、レプリケーションにポートを専用に割り当てて、ノード フェイルオーバーの場合も、パフォーマンスが低下しないようにします。
- 物理10GbEポートがデータとレプリケーションの両方に使用されている場合は、レプリケーション用にVLANポートを作成し、論理ポートをクラスタ間 レプリケーション専用にすることができます。
- データの変更率とレプリケーション間隔について検討し、データ ポートを共有した場合に、間隔ごとにレプリケートする必要があるデータの量が、データ プロトコルとの競合を引き起こすほどの帯域幅を消費するかどうかを検討します。
- レプリケーション ネットワークのMTUサイズを、データ ネットワークで使用されているMaximum Transmission Unit(MTU)サイズとは異なる値に設定する必要がある場合は、物理ポートをレプリケーション専用にする必要があります。これは、MTUサイズは、物理ポートでのみ設定できるためです。