ミラーされたアグリゲートには、2つのプレックス(データ コピー)が含まれます。これらのプレックスは、SyncMirror機能を使用したデータ複製により、冗長性を提供します。
ミラーされたアグリゲートが作成されると(または既存のミラーされていないアグリゲートに2つ目のプレックスが追加されると)、Data ONTAPは元のプレックス(plex0)のデータを新しいプレックス(plex1)に複製します。プレックスは物理的に分離されていて(各プレックスには独自のRAIDグループおよび独自のプールがあり)、同時に更新されます。これにより、アグリゲートのRAIDレベルで保護されるよりも多くのディスクで障害が発生した場合や接続が解除された場合に、影響を受けないプレックスでデータ サービスを継続しながら障害の原因を修正できるため、データ損失を防止できます。問題のあるプレックスが修正されたら、2つのプレックスが再同期化され、ミラー関係が再確立されます。
システム上のディスクとアレイLUNは2つのプール(pool0とpool1)に分割されます。plex0はpool0からストレージを取得し、plex1はpool1からストレージを取得します。
次の図は、SyncMirrorを有効にして実装したディスクで構成されるアグリゲートを示しています。アグリゲートのplex1用に2つ目のプレックスが作成されています。plex1のデータはplex0のデータの複製であり、RAIDグループも同じです。32本のスペア ディスクがpool0またはpool1に割り当てられます(各プールに16本)。
次の図は、SyncMirrorを有効にして実装したアレイLUNで構成されるアグリゲートを示しています。アグリゲートのplex1用に2つ目のプレックスが作成されています。plex1はplex0の複製であり、RAIDグループも同じです。