ミラー関係の管理
ミラー関係を管理することで、関係のパフォーマンスを最適化できます。
詳細情報
SnapMirror関係の管理用コマンド
Data ONTAPには、FlexVolとInfinite VolumeのSnapMirror関係を管理するためのコマンドが多数用意されています。
拡張クエリを使用した多数のSnapMirror関係の操作
拡張クエリを使用すると、複数のSnapMirror関係に対してSnapMirror処理を一度に実行できます。 たとえば、初期化されていないSnapMirror関係が多数ある場合に、それらの関係を1つのコマンドで初期化できます。
テープ シーディングとは
テープ シーディングは、データ保護ミラー関係が確立されたデスティネーションFlexVolの初期化に役立つSMTape機能です。
SMTapeを使用したテープ シーディングの実行
SMTapeを使用すると、クラスタ管理者は、テープ シーディングを実行してデータ保護ミラー関係のデスティネーションFlexVolを初期化できます。SMTapeを使用した低帯域幅接続でのこのデスティネーション ボリュームの初期化は、
snapmirror initialize
コマンドを使用した場合よりも短時間で完了します。
SMTapeバックアップおよびリストア セッションのスケーラビリティ制限
NDMPまたはCLIを使用したSMTapeバックアップおよびリストア処理(テープ シーディング)の実行中は、システム メモリ容量が異なるストレージ システムで同時に実行できるSMTapeバックアップおよびリストア セッションの最大数に注意する必要があります。この最大数は、ストレージ システムのシステム メモリによって異なります。
ミラー関係のスケジュール状態の一覧表示
ジョブが予定どおりに実行されているかどうかを確認するために、ミラー関係のスケジュールされた転送がどのような状態にあるかを表示できます。
SnapMirror転送のスケジュール設定
SnapMirror転送のスケジュールを設定する場合、ミラー関係を最初に作成したあとにスケジュールをミラー関係に追加できます。
ミラー関係のスケジュールの変更
スケジュールが他のバックアップまたは更新に影響を与える場合は、FlexVolおよびInfinite Volumeのミラー関係を更新するスケジュールを変更できます。
デスティネーション ボリュームのデータ保護ミラー コピーの手動更新
デスティネーションFlexVolまたはInfinite Volumeのデータ保護ミラー コピーの更新をスケジュールすることも、データ保護ミラー コピーを手動で更新してソース ボリュームとデスティネーション ボリュームとの間でSnapshotコピーを転送することもできます。ただし、Infinite Volumeでは、転送するSnapshotコピーを選択できません。
ミラー コピーの削除
ミラー コピーが不要になった場合は、ミラー関係とデスティネーションのFlexVolまたはInfinite Volumeを削除できます。
SnapMirror関係を解除する際の考慮事項
ソース ボリュームに影響する災害が発生したときは、SnapMirror関係を解除して、一時的にデスティネーション ボリュームからデータを提供することができます。SnapMirror関係を解除する場合は、問題を回避するためにいくつかの点に注意する必要があります。
災害が発生した場合のデータ保護ミラー関係の反転
災害によってデータ保護ミラー関係のソースFlexVolが機能しなくなった場合は、デスティネーションFlexVolを使用して、ソースの修理または交換中にデータを提供し、ソースを更新して、システムの元の構成を再確立できます。
災害発生時のバージョンに依存しないSnapMirror関係の反転
災害によってバージョンに依存しないSnapMirror関係のソースFlexVolが機能しなくなった場合は、ソースの修理または交換中はデスティネーションFlexVolを使用してデータを提供し、ソースを更新したあとにシステムの元の構成を再確立することができます。
データ保護ミラー デスティネーションの書き込み可能ボリュームへの変換
データ保護ミラー関係のデスティネーション ボリュームでデータを提供するには、デスティネーション ボリュームを書き込み可能なボリュームに変換します。この処理は、たとえばボリュームを移行する場合などに実行します。
データベース アプリケーションのテスト
データベースの変更や破損を防ぐために、データ保護ミラー関係を使用してデータベース データのコピーを作成し、コピーを使用してデータベースで実行されるソフトウェア アプリケーションをテストできます。