同じクラスタ内にあるデスティネーションに対するミラー関係を作成することで、データを保護することができます。また、災害に対する保護を強化するために、別の場所にある異なるクラスタ内のデスティネーションに対するミラー関係を作成することもできます。
データ保護ミラー関係は、ソース ボリュームと同じアグリゲートにあるデスティネーション、および同じStorage Virtual Machine(SVM)または異なるSVMのデスティネーションに対して作成できます。保護を強化するには、別のアグリゲートにあるデスティネーションに対する関係を作成します。これにより、ソース ボリュームのアグリゲートで障害が発生してもデータをリカバリできます。ただし、これらの構成は、どちらもクラスタの障害に対する保護にはなりません。
クラスタの障害からデータを保護するには、ソース ボリュームとは異なるクラスタにあるデスティネーション ボリュームを指定してデータ保護ミラー関係を作成します。ソース ボリュームがあるクラスタで障害が発生しても、ソース ボリュームが再び使用できるようになるまで、ユーザ クライアントにクラスタ ピアのデスティネーション ボリュームからデータを提供できます。
ミラー関係は、ディザスタ リカバリ(一部制限あり)、テープ バックアップのオフロード、データ配信、本番環境のデータの調査(データ マイニングなど)用のオフライン コピーの作成にも使用できます。