物理ドライブを使用するアグリゲートのサイズの拡張

アグリゲートにディスクやアレイLUNを追加することで、関連付けられたボリュームに提供できるストレージを増やすことができます。

始める前に

次の点を理解しておく必要があります。

このタスクについて

この手順は、ルート パーティションまたはデータ パーティションで構成されたアグリゲートには使用しないでください。

アグリゲートにストレージを追加する際は、次のベストプラクティスに従うと、アグリゲートのパフォーマンスが最適化されます。

手順

  1. 追加できる適切なスペア ディスクまたはスペア アレイLUNがあることを確認します。storage aggregate show-spare-disks -original-owner node_name
    ディスクに関しては、表示されたスペアのうち十分な数が、ディスクを追加するアグリゲートのターゲットRAIDグループに合った、正しいタイプ、サイズ、速度、およびチェックサム方式であることを確認します。
  2. ディスクまたはアレイLUNを追加します。storage aggregate add-disks -aggregate aggr_name [-raidgroup raid_group_name] disks

    チェックサムがアグリゲートと異なるディスクを追加する場合(Flash Poolアグリゲートを作成する場合など)や、チェックサムが混在したアグリゲートにディスクを追加する場合は、-checksumstyleパラメータを使用する必要があります。

    Flash Poolアグリゲートにディスクを追加する場合は、-disktypeパラメータを使用してディスク タイプを指定する必要があります。

    -raidgroupパラメータを指定すると、指定したRAIDグループにストレージが追加されます。raid_group_nameには、Data ONTAPによって付けられたグループ名を指定します(rg0など)。Flash PoolアグリゲートのSSDキャッシュにSSDを追加する場合は、RAIDグループ名を指定する必要はありません。SSD RAIDグループは、追加するディスクのタイプに基づいてデフォルトで選択されます。

    disksには、追加するディスクを次のいずれかの形式で指定します。

    • -diskcount(通常はさらにディスク タイプやチェックサム方式を指定)
    • -disklist disk1 [disk2...]

    可能な場合は、diskcountオプションを使用してください。これにより、構成に最適なディスクをData ONTAPで選択できます。

    ミラーされたアグリゲートにディスクを追加してディスク名を指定する場合は、-mirror-disklistパラメータも使用してください。