クラスタのピア関係での相互接続
情報を共有し、ピア クラスタ上の処理へのアクセスを提供するために、クラスタをクラスタ ピア関係で相互接続します。
このタスクについて
クラスタを相互接続するには、ネットワーク ポートと、クラスタ間ロールで構成されたネットワーク インターフェイスが必要であり、クラスタ ピア関係を作成する必要があります。
手順
クラスタ ピア クラスタ間ネットワークとは
クラスタ ピア クラスタ間ネットワークを作成して使用すると、SnapVaultバックアップのデータ転送時に、データを保護しながらクラスタ間でデータを転送できます。クラスタ間ネットワークを作成する前に、その概要を理解しておく必要があります。
サポートされるクラスタ ピア ネットワーク トポロジ
データ保護を提供するには、一方のクラスタのすべてのインタークラスタLIFが、
ペアワイズのフルメッシュ
接続を使用して他方のクラスタのすべてのインタークラスタLIFと通信できる必要があります。この接続が、異なるクラスタ トポロジに対してどのように動作するかを理解する必要があります。
クラスタ ピアリングの前提条件
クラスタ ピアリングを設定する前に、IPspace、接続、ポート、IPアドレス、サブネット、ファイアウォール、およびクラスタの命名要件が下記の条件を満たしているか確認してください。
データ ポートを共有する場合の考慮事項
クラスタ間レプリケーションのためにデータ ポートを共有することが、インターコネクト ネットワーク ソリューションとして適切であるかどうかを判断するには、LANのタイプ、利用可能なWAN帯域幅、レプリケーション間隔、変更率、ポート数などの設定や要件を考慮する必要があります。
専用のポートを使用する場合の考慮事項
専用のポートを使用することが適切なインターコネクト ネットワーク ソリューションであるかどうかを判断するには、LANのタイプ、利用可能なWAN帯域幅、レプリケーション間隔、変更率、ポート数などの設定や要件を考慮する必要があります。
データ ポートを共有するためのインタークラスタLIFの設定
インタークラスタLIFでデータ ポートを共有する設定にすると、既存のデータ ポートを使用して、クラスタ ピア関係用のクラスタ間ネットワークを作成できます。データ ポートを共有することで、クラスタ間ネットワークに必要なポート数を減らすことができます。
専用のクラスタ間ポートを使用するためのインタークラスタLIFの設定
インタークラスタLIFで専用のデータ ポートを使用する設定では、クラスタ間ネットワーク上のデータ ポートをクラスタ ピア関係で共有する場合よりも広い帯域幅を確保できます。
クラスタ ピア関係の作成
一連のインタークラスタLIFを使用してクラスタ ピア関係を作成し、クラスタ ピアリング アプリケーションで、一方のクラスタに関する情報をもう一方のクラスタが使用できるようにします。