選択したミラーリング関係に対してコマンドが機能するように、snapmirrorコマンドを使用するときにパターン マッチングを使用できます。
snapmirrorコマンドでは、vserver:volumeという形式の完全修飾パス名を使用します。パス名からは、Storage Virtual Machine(SVM)名を省略できます。省略した場合、snapmirrorコマンドではユーザのローカルのSVMコンテキストが使用されます。
SVMの名前が「vserver1」、ボリュームの名前が「vol1」とすると、完全修飾パス名はvserver1:vol1になります。
パス名にアスタリスク(*)をワイルドカードとして使用すると、一致する完全修飾パス名を選択できます。次の表に、ワイルドカードを使用して特定範囲のボリュームを選択する例を示します。
* | すべてのパスに一致します。 |
vs* | SVM名の先頭がvsであるすべてのSVMおよびボリュームが一致します。 |
*:*src* | ボリューム名にsrc文字列が含まれるボリュームを持つすべてのSVMが一致します。 |
*:vol* | ボリューム名の先頭がvolのボリュームを持つすべてのSVMが一致します。 |
vs1::> snapmirror show -destination-path *:*dest* Progress Source Destination Mirror Relationship Total Last Path Type Path State Status Progress Healthy Updated ------------- ---- ------------ ------------- -------------- ---------- ------- -------- vs1:sm_src2 DP vs2:sm_dest1 Snapmirrored Idle - true -