キャッシュの再ウォームアップの動作

WAFL外部キャッシュは、リブート時とテイクオーバーおよびギブバック時にキャッシュの再ウォームアップ プロセスを開始します。このプロセスは、Flash CacheモジュールおよびFlash Cache 2モジュールのキャッシュを「ウォームアップ状態」に保ちます。

ストレージ システムの電源がオフになると、WAFL外部キャッシュにFlash CacheモジュールとFlash Cache 2モジュール内のデータのスナップショットが作成されます。システムの電源がオンになると、そのスナップショットを使用してキャッシュがリビルドされます。このプロセスが完了すると、キャッシュからデータを読み取れるようになります。

HA構成では、テイクオーバーおよびギブバック中にデータに最小限度の変更が加えられた場合のキャッシュの再ウォームアップの方が正常に実行できます。テイクオーバーとギブバックを開始する際、テイクオーバーのパートナーは下位のパートナーのストレージに書き込まれるデータのログを維持します。キャッシュに保存された大量のデータに変更がある場合は、ノードがオンラインに戻るとキャッシュの再ウォームアップ プロセスで再ウォームアップするデータが多くなります。その結果、キャッシュの再ウォームアップに時間がかかる場合があります。

注: WAFL外部キャッシュ機能が無効になっている場合、キャッシュの再ウォームアップは動作しません。