クラスタ管理者がクラスタ間SVMピア関係を作成した場合、リモート クラスタのクラスタ管理者は、vserver peer acceptコマンドを使用してSVMピア要求を承認し、SVM間にピア関係を確立できます。
このタスクについて
ピア関係を設定した双方のクラスタの管理は、1人のクラスタ管理者が行っても、別々のクラスタ管理者が行っても構いません。1人のクラスタ管理者がピア クラスタを管理する場合は、そのクラスタ管理者がピア クラスタのSVMピア要求を承認する必要があります。別々のクラスタ管理者が管理する場合は、SVMピア要求を出したクラスタ管理者が、Eメールなどのチャネルを使用して相手側のクラスタの管理者に、SVMピア要求を送信した旨を通知する必要があります。
手順
- vserver peer showコマンドを使用して、SVMピア要求を表示します。
例
次の例は、cluster2に対するSVMピア要求を表示する方法を示しています。
cluster2::> vserver peer show
Peer Peer
Vserver Vserver State
----------- ----------- ------------
vs3.example0.com vs1.example0.com pending
- vserver peer acceptコマンドを使用してSVMピア要求を承認し、SVMピア関係を確立します。
例
次の例は、受信SVMピア要求を承認し、cluster1とcluster2のそれぞれでvs1.example0.comとvs3.example0.comの間にSVMピア関係を確立する方法を示しています。
cluster2::> vserver peer accept -vserver vs3.example0.com -peer-vserver vs1.example0.com
Info: [Job 46] 'vserver peer accept' job queued
SVMピア関係が確立され、状態がpeeredになります。
- どちらかのピア クラスタでvserver peer showコマンドを使用して、SVMピア関係の状態を表示します。
例
次の例は、SVMピア関係の状態を表示する方法を示しています。
cluster2::> vserver peer show
Peer Peer
Vserver Vserver State
----------- --------------- ------------
vs3.example0.com vs1.example0.com peered
これらのコマンドの詳細については、マニュアル ページを参照してください。
タスクの結果
クラスタ管理者および
SVM管理者は、
SVMピア間でSnapMirrorなどのピアリング アプリケーションを利用できます。