クラスタ ピアリングの前提条件

クラスタ ピアリングを設定する前に、IPspace、接続、ポート、IPアドレス、サブネット、ファイアウォール、およびクラスタの命名要件が下記の条件を満たしているか確認してください。

接続要件

クラスタ間通信で各クラスタが使用するサブネットは、次の要件を満たしている必要があります。

クラスタ間ネットワークは、クラスタ ピアどうしがペアワイズのフルメッシュ接続状態にある必要があります。具体的には、クラスタ ピア関係にある各クラスタ ペアの、すべてのインタークラスタLIFの間に接続が確立されている必要があります。

1つのクラスタで使用するインタークラスタLIFでは、同じバージョンのIPアドレスを使用する必要があります(IPv4アドレスまたはIPv6アドレス)。同様に、ピア関係にあるクラスタのすべてのインタークラスタLIFでも、同じバージョンのIPアドレスを使用する必要があります。

ポート要件

クラスタ間通信で使用されるポートは、次の要件を満たす必要があります。

ファイアウォールの要件

ファイアウォールとクラスタ間ファイアウォール ポリシーでは、以下を許可する必要があります。

デフォルトのクラスタ間ファイアウォール ポリシーは、HTTPSプロトコル経由のアクセス、およびすべてのIPアドレス(0.0.0.0/0)からのアクセスを許可しますが、このポリシーは変更したり置き換えることができます。

クラスタの要件

クラスタは、次の要件を満たす必要があります。