AutoSupportは、メッセージのタイプに応じた宛先にメッセージを送信します。AutoSupportがメッセージを送信するタイミングと場所を知ると、Eメールで受信するメッセージまたはMy AutoSupport Webサイトに表示されるメッセージを把握するのに役立ちます。
特に指定がないかぎり、次の表に示す設定は、system node autosupport modifyコマンドのパラメータです。
修正措置を必要とするシステムでイベントが発生した場合には、AutoSupportからイベントトリガー型メッセージが自動的に送信されます。
メッセージが送信されるタイミング | メッセージの送信先 |
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AutoSupportがEMSのトリガー イベントに応答するとき | -toと-notetoで指定されているアドレス (送信されるのはサービスに影響がある重要なイベントのみ)
-partner-addressで指定されているアドレス テクニカル サポート(-supportをenableに設定した場合) |
AutoSupportは、定期的にいくつかのメッセージを自動的に送信します。
メッセージが送信されるタイミング | メッセージの送信先 |
---|---|
毎日(デフォルトでは、午前0時から 午前1時までの間に ログ メッセージとして送信される) | -partner-addressで指定されているアドレス
テクニカル サポート(-supportをenableに設定した場合) |
毎日(デフォルトでは、午前0時から 午前1時までの間に パフォーマンス メッセージとして送信される)(-perfパラメータをtrueに設定した場合) | -partner-addressで指定されているアドレス
テクニカル サポート(-supportをenableに設定した場合) |
毎週(デフォルトでは、日曜日の午前0時から 午前1時までの間に送信される) | -partner-addressで指定されているアドレス
テクニカル サポート(-supportをenableに設定した場合) |
AutoSupportメッセージは、手動で送信または再送信できます。
メッセージが送信されるタイミング | メッセージの送信先 |
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system node autosupport invokeコマンドを使用して、手動でメッセージを送信したとき | system node autosupport invokeコマンドで-uriパラメータを使用してURIを指定すると、そのURIにメッセージが送信されます。-uriを省略すると、-toおよび-partner-addressで指定したアドレスにメッセージが送信されます。-supportをenableに設定した場合は、テクニカル サポートにもメッセージが送信されます。 |
system node autosupport invoke-core-uploadコマンドを使用して、手動でメッセージを送信したとき |
system node autosupport invoke-core-uploadコマンドで-uriパラメータを使用してURIを指定すると、そのURIにメッセージが送信され、コア ダンプ ファイルがアップロードされます。 system node autosupport invoke-core-uploadコマンドで-uriを省略すると、テクニカル サポートにメッセージが送信され、テクニカル サポート サイトにコア ダンプ ファイルがアップロードされます。 どちらのシナリオでも、-supportをenableに設定し、-transportをhttpsまたはhttpに設定する必要があります。 コア ダンプ ファイルは大容量のため、メッセージは-toパラメータと-partner-addressesパラメータで指定したアドレスには送信されません。 |
system node autosupport invoke-performance-archiveコマンドを使用して、手動でメッセージを送信したとき |
system node autosupport invoke-performance-archiveコマンドで-uriパラメータを使用してURIを指定すると、そのURIにメッセージが送信され、パフォーマンス アーカイブ ファイルがアップロードされます。 system node autosupport invoke-performance-archiveコマンドで-uriを省略すると、テクニカル サポートにメッセージが送信され、テクニカル サポート サイトにパフォーマンス アーカイブ ファイルがアップロードされます。 どちらのシナリオでも、-supportをenableに設定し、-transportをhttpsまたはhttpに設定する必要があります。 パフォーマンス アーカイブ ファイルは大容量のため、メッセージは-toパラメータと-partner-addressesパラメータで指定したアドレスには送信されません。 |
system node autosupport history retransmitコマンドを使用して、手動で過去のメッセージを再送信したとき | system node autosupport history retransmitコマンドの-uriパラメータで指定したURIだけに送信されます。 |
テクニカル サポートは、AutoSupport OnDemand機能を使用してAutoSupportからのメッセージを要求できます。
メッセージが送信されるタイミング | メッセージの送信先 |
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新しいAutoSupportメッセージを生成するという送信指示をAutoSupportが受け取ったとき |
-partner-addressで指定されているアドレス テクニカル サポート(-supportをenableに設定し、-transportをhttpsに設定した場合) |
過去のAutoSupportメッセージを再送信するという送信指示をAutoSupportが受け取ったとき |
テクニカル サポート(-supportをenableに設定し、-transportをhttpsに設定した場合) |
コア ダンプ ファイルまたはパフォーマンス アーカイブ ファイルをアップロードする新しいAutoSupportメッセージを生成するという送信指示をAutoSupportが受け取ったとき |
テクニカル サポート(-supportをenableに設定し、-transportをhttpsに設定した場合)。テクニカル サポート サイトにコア ダンプ ファイルまたはパフォーマンス アーカイブ ファイルがアップロードされます。 |