クラスタ ピア関係の管理用コマンド

クラスタ ピア関係の管理には、特定のData ONTAPコマンドを使用します。

状況 使用するコマンド
認証されたクラスタ ピア関係を作成する cluster peer create

デフォルトでは、認証されたクラスタ ピア関係が作成されます。認証されていないクラスタ ピア関係を作成するには、このコマンドに-no-authenticationパラメータを指定します。その場合、クラスタ ピア ポリシーでも、認証されていないクラスタ ピア関係を許可する必要があります。

認証されたクラスタ ピア関係を認証時間を拡張して作成する cluster peer create-offer-expirationパラメータを指定

このコマンドは、ピア関係の2番目のクラスタが、デフォルトの1時間以内に認証できない場合に役立ちます。

認証されていないクラスタ ピア関係を作成する cluster peer create-no-authenticationパラメータを指定

ラスタ ピア ポリシーでも、認証されていないクラスタ ピア関係を許可する必要があります。

クラスタ ピア関係を削除する cluster peer delete
クラスタ ピア関係を変更する cluster peer modify
クラスタ間接続テストを開始する cluster peer ping
クラスタ ピア関係に関する情報を表示する cluster peer show
クラスタ ピアのTCP接続情報を表示する cluster peer connection show
ローカル クラスタから見た、クラスタ ピア関係にあるノードの健常性情報を表示する cluster peer health show
ピア クラスタへの未承認の認証要求に関する情報を表示する cluster peer offer show
既存のクラスタ ピア関係を無効にする cluster peer modify-auth-status-adminパラメータをrevokedに設定
異なるパスフレーズの認証を使用するようにクラスタ ピア関係を更新する cluster peer modify-auth-status-adminパラメータをuse-authenticationに設定

このコマンドを使用すると、次のいずれかのタスクを実行できます。

  • 既存の認証されていないクラスタ ピア関係に認証を追加する
  • 取り消されたクラスタ ピア関係に認証を追加する
  • 認証されたクラスタ ピア関係のパスフレーズを変更する
無効になっているクラスタ ピア関係を認証なしで再確立する cluster peer modify-auth-status-adminパラメータをno-authenticationに設定
ピア クラスタへの未承認の認証要求を変更する cluster peer offer modify-offer-expirationパラメータを指定

認証要求が期限切れになるまでに、クラスタ ピア関係を認証できないと判断した場合は、要求の有効期限を変更できます。

ピア クラスタへの未承認の認証要求をキャンセルする cluster peer offer cancel
認証されていないクラスタ ピア関係が許可されているかどうか、およびパスフレーズの最小文字数を表示する cluster peer policy show
認証されていないクラスタ ピア関係を許可するかどうか、およびパスフレーズの最小文字数を変更する cluster peer policy modify