クエリ演算子の使用方法

管理インターフェイスでは、クエリとUNIX形式のパターンおよびワイルドカードがサポートされており、コマンド パラメータ引数の複数の値を照合できます。

次の表に、サポートされているクエリ演算子を示します。

演算子 説明
* すべてのエントリに一致するワイルドカード。

たとえば、volume show -volume *tmp*というコマンドを実行すると、名前に文字列tmpが含まれるすべてのボリュームのリストが表示されます。

! NOT演算子。

一致させない値を示します。たとえば、!vs0は値vs0に一致しないことを示します。

| OR演算子。

比較する2つの値を区切ります。たとえば、vs0 | vs2はvs0またはvs2のいずれかに一致します。 複数のOR文を指定できます。たとえば、a | b* | *c*はエントリa、またはbで始まるエントリ、またはcを含むエントリに一致します。

.. 範囲演算子。

たとえば、5..10は値5から10までの値に一致します。

< less-than演算子。

たとえば、<2020よりも小さい値に一致します。

> greater-than演算子。

たとえば、>55よりも大きい値に一致します。

<= less-than-or-equal-to演算子。

たとえば、<=55以下の値に一致します。

>= greater-than-or-equal-to演算子。

たとえば、>=55以上の値に一致します。

{query} 拡張クエリ。

拡張クエリは、コマンド名のあとで、別のパラメータの前の最初の引数として指定する必要があります。

たとえば、volume modify {-volume *tmp*} -state offlineというコマンドを実行すると、名前に文字列tmpが含まれるすべてのボリュームがオフラインに設定されます。

クエリ文字をリテラルとして解析する場合、正しい結果が返されるようにするには、二重引用符("")で文字列を囲む必要があります(「^」「.」「*」「$」などの文字)。

1つのコマンドラインに複数のクエリ演算子を使用できます。たとえば、volume show -size >1GB -percent-used <50 -vserver !vs1というコマンドを実行すると、サイズが1GBより大きく、利用率が50%未満で、「vs1」という名前のStorage Virtual Machine(SVM)上にないすべてのボリュームが表示されます。