Data ONTAP 8.2.1以降、WAFLのSpeculative Read-Ahead Engine(RAVE;推測的な先読みエンジン)では、ファイルへの過去のユーザの読み取り要求に関するデータも一時的に収集し、この情報に基づいて、将来の読み取り要求をインテリジェントに推測できるようになりました。以前のリリースでは、この推測は現在のユーザI/O情報にのみ基づいていました。
clustered Data ONTAPを実行しているシステムでは、QoS先読み設定の一部としてヒストグラムベースの予測を有効にし、QoSワークロードに割り当てることができます。qos settings read-ahead create | modify read_ahead_setting_name -use-histogram true | falseコマンドを使用して、この機能を有効または無効にできます。qos workload modify -read-ahead read_ahead_setting_name -workload workload_nameコマンドを使用して、先読み設定を任意のワークロードに割り当てることができます。