ノードのルート ボリュームがいっぱいか、ほぼいっぱいになると、警告メッセージが表示されます。ルート ボリュームがいっぱいになると、ノードは正しく動作できません。コア ダンプ ファイル、パケット トレース ファイル、およびルート ボリュームのSnapshotコピーを削除することにより、ノードのルート
ボリュームのスペースを解放できます。
手順
- system node coredump showコマンドを使用して、ノードのコア ダンプ ファイルおよびその名前を表示します。
- 不要なコア ダンプ ファイルは、system node coredump deleteコマンドを使用して、ノードから削除します。
- 次のコマンドを入力して、ノードシェルにアクセスします。system node run -node nodename
nodenameは、ルート ボリュームのスペースを解放したいノードの名前です。
- ノードシェルに次のコマンドを入力して、ノードシェルのadvanced特権レベルに切り替えます。priv set advanced
- ノードのパケット トレース ファイルは、次のようにノードシェルから表示、削除を行います。
- 次のコマンドを入力して、ノードのルート ボリュームにあるすべてのファイルを表示します。ls /etc/
- ノードのルート ボリュームにいずれかのパケット トレース ファイル(*.trc)がある場合は、次のコマンドを入力して個別に削除します。rm /etc/file_name.trc
- ノードのルート ボリュームのSnapshotコピーは、次のようにノードシェルから特定、および削除を行います。
- 次のコマンドを入力してルート ボリューム名を特定します。vol status
ルート ボリュームは、vol statusコマンドの出力で「Options」列に「root」として表記されます。
例
次の例で、ルート ボリュームは
vol0です。
node1*> vol status
Volume State Status Options
vol0 online raid_dp, flex root, nvfail=on
64-bit
- 次のコマンドを入力してルート ボリュームのSnapshotコピーを表示します。snap list root_vol_name
- 次のコマンドを入力して不要なルート ボリュームのSnapshotコピーを削除します。snap delete root_vol_name snapshot_name
- 次のコマンドを入力してノードシェルを終了し、クラスタシェルに戻ります。exit