シングルノード クラスタは、スタンドアロン ノード上でクラスタを実行する特殊な実装です。 ワークロードに必要なノードが1つだけで、ノンストップ オペレーションが不要な場合に導入できます。
たとえば、リモート オフィス用のデータ保護を提供するためにシングルノード クラスタを導入できます。この場合、シングルノード クラスタがSnapMirrorとSnapVaultを使用して、サイトのデータをプライマリ データセンターにレプリケートします。
シングルノード クラスタでは、HAモードをnon_HAに設定します。これにより、ノード上で不揮発性メモリ(NVRAM)カードのNVRAMメモリがすべて、そのノードで使用されるようになります。さらに、シングルノード クラスタは、クラスタ ネットワークを使用しません。データLIFをホストできるデータ ポートとして、クラスタ ポートを使用できます。
通常、シングルノード クラスタはクラスタのセットアップ時に設定します。ただし、既存のクラスタからノードを削除してシングルノード クラスタを作成することもできます。
シングルノード クラスタでは、次の機能や処理はサポートされていません。
シングルノード クラスタは、スタンドアロンHAモードで動作します。ノードがオフラインになると、クライアントは、そのクラスタに格納されているデータにアクセスできなくなります。
たとえば、ボリュームの移動やほとんどのコピー処理は実行できません。
Infinite Volumeには、少なくとも2つのアグリゲートを含める必要があります。
デフォルトでは、構成バックアップ スケジュールによってクラスタ構成のバックアップが作成され、クラスタ全体の異なるノードに格納されます。クラスタをシングルノードで構成した場合、ノードにアクセスできなくなる障害が発生すると、クラスタ構成バックアップ ファイルをリモートURLに格納しておかないかぎり、クラスタをリカバリできません。