第5章 SVMの管理(クラスタ管理者のみ)

クラスタ管理者は、クラスタ内のStorage Virtual Machine(SVM、旧Vserverの管理および運用管理を行うことができます。クラスタがクライアントにデータを提供するためには、少なくとも1つのSVMが必要です。したがって、クラスタ管理者はSVMを作成して管理する必要があります。

クラスタ管理者は、SVM運用管理タスクとSVM管理タスクの両方を行うか、それともSVMの管理はSVM管理者に委譲するかを選択できます。

SVMを管理するには、SVMとは何か、無停止運用や拡張性などの利点、および関連付けられた管理タスクを理解する必要があります。

クラスタ管理者は、次のSVM管理タスクを実行できます。
注: クラスタ管理者とSVM管理者の両方が、SVMについての情報を表示できます。

SVM管理者の権限の詳細については、『clustered Data ONTAPシステム アドミニストレーション ガイド(SVM管理)を参照してください。

注: Data ONTAPのコマンドライン インターフェイス(CLI)では、コマンドやパラメータ名がvserverのまま変更されておらず、出力にもこれまでどおりVserverと表示されます。