構成バックアップ ファイルを使用したノード構成のリストア

ノード構成をリストアするには、特定し、リカバリ ノードに利用可能にした構成バックアップ ファイルを使用します。

このタスクについて

このタスクは、ノードのローカル構成ファイルが失われた障害からリカバリする場合にのみ実行します。

手順

  1. ノードが正常な場合は、別のノードのadvanced権限レベルでcluster modifyコマンドに-nodeパラメータおよび-eligibilityパラメータを指定して実行し、ノードの参加資格を無効にしてクラスタから分離します。
    ノードが正常でない場合は、この手順を省略する必要があります。

    この例では、node2を変更してクラスタへの参加資格を無効にし、構成をリストアできるようにします。

    cluster1::*> cluster modify -node node2 -eligibility false
  2. system configuration recovery node restoreコマンドをadvanced権限レベルで使用し、ノード構成を構成バックアップ ファイルからリストアします。
    名前を含むIDがノードから失われている場合は、-nodename-in-backupパラメータを使用して構成バックアップ ファイルのノード名を指定する必要があります。

    この例では、ノードに保存されている構成バックアップ ファイルの1つを使用してノードの構成をリストアします。

    cluster1::*> system configuration recovery node restore -backup cluster1.8hour.2011-02-22.18_15_00.7z
    
    Warning: This command overwrites local configuration files with 
             files contained in the specified backup file. Use this
             command only to recover from a disaster that resulted 
             in the loss of the local configuration files.
             The node will reboot after restoring the local configuration.
    Do you want to continue? {y|n}: y
    構成がリストアされ、ノードがリブートします。
  3. ノードをクラスタの対象外にした場合は、system configuration recovery cluster syncコマンドを使用してノードを対象とし、クラスタと同期します。
  4. SAN環境を使用している場合は、system node rebootコマンドを使用して、ノードをリブートし、SANクォーラムを再確立します。

次のタスク

以前にクラスタを作成し直したことがある場合、またクラスタの再作成の前に作成された構成バックアップ ファイルを使用してノードの構成をリストアする場合は、再度クラスタを作成し直す必要があります。