メッセージを受信しない場合のAutoSupportのトラブルシューティング

システムがAutoSupportメッセージを送信しない場合には、それがAutoSupportがメッセージを生成できないためであるか、配信できないためであるかを判別できます。

手順

  1. system node autosupport history showコマンドを使用してメッセージの配信ステータスを確認します。
  2. ステータスを読みます。
    ステータス 意味
    initializing 収集プロセスが開始しています。この状態が一時的なものであれば問題はありません。ただしこの状態が持続する場合は、問題が発生しています。
    collection-failed AutoSupportが、スプール ディレクトリ内にAutoSupportコンテンツを作成できません。AutoSupportが収集しようとしているものを表示するには、system node autosupport history show -detailコマンドを入力します。
    collection-in-progress AutoSupportがAutoSupportコンテンツを収集しています。AutoSupportが収集しているものを表示するには、system node autosupport manifest showコマンドを入力します。
    queued AutoSupportメッセージが配信のためにキューに登録されていますが、まだ配信されていません。
    transmitting AutoSupportが現在メッセージを配信しています。
    sent-successful AutoSupportがメッセージを正常に配信しました。AutoSupportによるメッセージの配信先を特定するには、system node autosupport history show -deliveryコマンドを入力します。
    ignore AutoSupportでメッセージの宛先が指定されていません。配信の詳細を表示するには、system node autosupport history show -deliveryコマンドを入力します。
    re-queued AutoSupportがメッセージの配信を試行しましたが、失敗しました。その結果AutoSupportでは、再度配信を試行するために、メッセージが配信キューに戻されました。このエラーを表示するには、system node autosupport history showコマンドを入力します。
    transmission-failed AutoSupportで、指定された回数のメッセージ配信が失敗したため、メッセージ配信の試行が停止されました。このエラーを表示するには、system node autosupport history showコマンドを入力します。
    ondemand-ignore AutoSupportメッセージは正常に処理されましたが、AutoSupport OnDemandサービスによって無視されました。
  3. 次のいずれかを実行します。
    ステータス 処理
    initializingまたはcollection-failed AutoSupportがメッセージを生成できないため、テクニカル サポートに問い合わせます。
    ignore、re-queued、またはtransmission failed AutoSupportがメッセージを配信できないため、SMTP、HTTP、またはHTTPSのデスティネーションが正しく設定されていることを確認します。