オブジェクトのパフォーマンス データの収集と表示

簡易版のstatisticsコマンドを使用して、オブジェクトのパフォーマンス データを収集および表示できます。コマンドに関連付けられたパフォーマンス プリセットがオブジェクトのデータを収集するカウンタを定義し、statisticsコマンドでデータを収集する回数を定義します。

このタスクについて

この手順では、statistics volume showコマンドを使用して、クラスタ内のボリュームの各インスタンスのパフォーマンス データを収集および表示する例を示します。パフォーマンス プリセットがstatistics volume showコマンドに関連付けられており、クラスタ内のボリュームの各インスタンスのデータを収集するカウンタが定義されています。

statisticsコマンド ファミリーの多くのコマンドにはパフォーマンス プリセットが関連付けられており、さまざまなオブジェクトのパフォーマンス データを簡単に収集して表示することができます。

ステップ

  1. statistics volume showコマンドを使用して、ボリュームの各インスタンスのパフォーマンス データを収集および表示します。
    デフォルトでは、ボリュームの上位25個のインスタンスのデータが返されます(最大数は100個)。

    次の例では、ボリュームの各インスタンスのパフォーマンス データが5秒間収集(回数は1回)されて、表示されます。デフォルトでは、1回につき5秒間データが収集されます。

    cluster1::> statistics volume show -iterations 1
    

    次の例では、Ctrl+Cキーを押してデータ収集を手動で停止するまで、ボリュームの各インスタンスのパフォーマンス データが収集および表示されます。

    cluster1::> statistics volume show -iterations 0