SVMの停止

Storage Virtual Machine(SVM)のトラブルシューティングを実施するかSVMを削除する場合、またはSVMからのデータ アクセスを停止する場合、vserver stopコマンドを使用してSVMを停止できます。

始める前に

SVMに接続されているすべてのクライアントを切断する必要があります。
注意: SVMの停止時にSVMにクライアントが接続されていると、データの損失が発生する可能性があります。

このタスクについて

SVMのリソースがHAペアに含まれている場合、ストレージ フェイルオーバー(SFO)中にそのSVMを停止することはできません。

SVMを停止しても、SnapMirrorデータ転送などその他の処理は引き続きスケジュールどおりに実行されます。

SVMstopped状態の間は、SVM管理者はSVMにログインできません。

手順

  1. vserver stopコマンドを使用してSVMを停止します。
    次のコマンドは、SVM vs0.example.comを停止します。
    cluster1::> vserver stop -vserver vs0.example.com
    [Job 41] Job succeeded: DONE
    
     
  2. 内部エラー メッセージが表示されてSVMの停止処理が失敗した場合、次の手順を実行します。
    1. vserver showコマンドを使用して、SVMの管理状態を確認します。
    2. SVMの管理状態がstoppingの場合は、vserver stopコマンドを再度実行します。

    次のコマンドは、停止に失敗したSVMを停止します。

    cluster1::> vserver stop -vserver vs1.example.com
    [Job 45] Job is queued: Vserver Stop.    
    
    Error: command failed: [Job 45] Job failed: Internal Error
    
    
    cluster1::> vserver show
                                        Admin      Operational   Root
    Vserver          Type    Subtype    State      State         Volume     Aggregate
    -------          -----   -------    -------   --------     ----------- ---------- 
    cluster1         admin     -         -           -             -           -
    cluster1-01      node      -         -           -             -           -
    vs0.example.com  data    default    stopped   stopped       root_vs0      aggr1
    vs1.example.com  data    default    stopping  running       root_vs1      aggr1
    
    cluster1::> vserver stop -vserver vs1.example.com
    [Job 49] Job succeeded: DONE
    

タスクの結果

SVMstopped状態になり、クライアントへのデータの提供が停止します。