継続的に更新されるパフォーマンス データの表示

クラスタのパフォーマンスは、最新のステータスで継続的に更新されるデータを表示して監視できます。一度に表示できるのは1つのオブジェクトと1つのインスタンスのデータに限られます。

このタスクについて

statistics show-periodicコマンドの詳細については、マニュアル ページを参照してください。

注: statistics show-periodicコマンドは古いコマンドで推奨されていませんが、パフォーマンス データを表示するために引き続き使用できます。

また、statistics showコマンドに-tabパラメータを指定して、継続的に更新されるデータを表示することもできます。

手順

  1. set -privilege advancedコマンドを使用して、advanced権限レベルに切り替えます。
  2. statistics show-periodicコマンドを使用して、継続的に更新されるパフォーマンス データを表示します。
    -objectパラメータを指定しない場合、このコマンドではクラスタの要約データが返されます。

例:ボリューム パフォーマンスの監視

この例は、ボリューム パフォーマンスの監視方法を示しています。たとえば、ボリューム上で重要なアプリケーションを実行している場合などにボリューム パフォーマンスを監視できます。パフォーマンス データを表示することで次のような情報を把握できます。

次のコマンドでは、1秒あたりの処理数とレイテンシを表示するカウンタを指定することでボリュームのパフォーマンス データを表示しています。

cluster1::*> statistics show-periodic -object volume -instance vol0  -counter write_ops|read_ops|total_ops|read_latency|write_latency|avg_latency
cluster1: volume.vol0: 1/7/2013 20:15:51
      avg     read             total    write    write
  latency  latency read_ops      ops  latency      ops
 -------- -------- -------- -------- -------- --------
    202us    218us        0       22    303us        7
     97us     43us       31       71    149us       34
     39us      0us        0        3      0us        0
    152us      0us        0       16    152us       16
    162us      0us        0      342    144us      289
    734us      0us        0       15      0us        0
     49us      0us        0        1      0us        0
cluster: volume.vol0: 1/7/2013 20:16:07
      avg     read             total    write    write
  latency  latency read_ops      ops  latency      ops
 -------- -------- -------- -------- -------- --------
Minimums:
     39us      0us        0        1      0us        0
Averages for 7 samples:
    205us     37us        4       67    106us       49
Maximums:
    734us    218us       31      342    303us      289