Flash PoolテクノロジとFlash Cacheファミリー(Flash CacheとFlash Cache 2)は、どちらも高性能なキャッシュを提供してストレージのパフォーマンスを向上させるモジュールです。ただし、これらの2つのモジュールはそれぞれ特徴が異なるため、その違いを理解したうえで選択することが重要です。
同じシステムで両方のモジュールを使用することも可能です。ただし、Flash Poolアグリゲートに関連付けられたボリュームに格納されたデータはFlash Cacheではキャッシュされません。
基準 | Flash Poolアグリゲート | Flash Cache |
---|---|---|
適用範囲 | 特定のアグリゲート | ノードに割り当てられたすべてのアグリゲート |
サポートされているキャッシュ タイプ | 読み取りおよび書き込み | 読み取り |
テイクオーバーの実行中および実行後のキャッシュ データの利用 | 利用可能。計画的テイクオーバーまたは計画外テイクオーバーによる影響はありません。 | テイクオーバーの実行中はキャッシュ データを利用できません。計画的テイクオーバーのギブバック後、以前のキャッシュ データのうち引き続き有効なデータは自動的に再度キャッシュされます。 |
ストレージ コントローラにPCIeスロットが必要か | × | ○ |
圧縮されたブロックがキャッシュされるか | ○ | × |
アレイLUNでサポートされるか | × | ○ |
Flash Poolアグリゲートの詳細については、『clustered Data ONTAP物理ストレージ管理ガイド』を参照してください。