WAFLキャッシュ メモリの増加

WAFL外部キャッシュは追加のWAFLキャッシュ メモリを提供し、ディスクの読み取り回数を減らすことでストレージ システムのパフォーマンスを向上させます。ユーザ データ ブロックをキャッシュする方法は、キャッシング モジュールの動作モードを変更することで制御できます。デフォルトのモード(通常のユーザ データ ブロック)のほかに、メタデータ モードとロープライオリティ ブロック モードを選択することができます。

キャッシング モジュールの取り付け後に、WAFL外部キャッシュ機能が有効になっていることを確認する必要があります。

注: Data ONTAP 8.1以降を実行しているシステムの場合、WAFL外部キャッシュを使用するために別途ライセンスが必要になることはありません。
注: すべてのシステムにキャッシング モジュールが搭載されているわけではありません。そのため、すべてのシステムでWAFL外部キャッシュ機能を使用できるわけではありません。

WAFL外部キャッシュでは、SSDで構成されるRAIDグループに格納されているデータはキャッシュされません。

ハイアベイラビリティ(HA)構成のストレージ システムでWAFL外部キャッシュを使用する場合は、両方のノードで同じWAFL外部キャッシュ オプションを指定する必要があります。そうしないと、テイクオーバー時に、テイクオーバー先のノードにWAFL外部キャッシュがないことが原因でパフォーマンスが低下する可能性があります。

WAFL外部キャッシュの管理に使用できるData ONTAPオプションに加えて、キャッシング モジュールを完全消去するための診断コマンドも使用できます。詳細については、『診断ガイド』を参照してください。