クラスタ レプリケーション リングとは

レプリケーション リングは、クラスタ内のすべてのノードで実行される一連の同一プロセスです。

クラスタリングの基礎になるのはレプリケートされたデータベース(RDB)です。クラスタ内の各ノードにはRDBのインスタンスが保持されています。クラスタ全体でデータの一貫性を確保するために、いくつかのプロセスでRDBが使用されています。該当するプロセスとしては、管理アプリケーション(mgmt)、ボリューム ロケーション データベース(vldb)、仮想インターフェイス マネージャ(vifmgr)、SAN管理デーモン(bcomd)、設定レプリケーション サービス(crs)などがあります。

たとえば、あるクラスタのvldbレプリケーション リングは、クラスタ内で実行中のvldbのすべてのインスタンスで構成されています。

RDBレプリケーションでは、クラスタ内のすべてのノード間のクラスタ リンクが正常であることが要求されます。クラスタ ネットワークの全体または一部に障害が発生すると、ファイル サービスを利用できなくなる場合があります。advanced権限レベルのcluster ring showコマンドを実行すると、レプリケーション リングのステータスが表示され、トラブルシューティングに役立ちます。