HTTPまたはHTTPSを使用していて、AutoSupportメッセージが送信されない場合は、いくつかの設定を確認することで問題を解決できます。
始める前に
基本的なネットワーク接続とDNSルックアップについて、以下の点を確認しておく必要があります。
- ネットワーク管理LIFの動作ステータスおよび管理ステータスがupになっている。
- 同じサブネット上の機能しているホストに、(ノード上のLIFではなく)クラスタ管理LIFからpingを実行できる。
- サブネットの外部の機能しているホストに、クラスタ管理LIFからpingを実行できる。
- サブネットの外部の機能しているホストに、(IPアドレスではなく)ホストの名前を使用してクラスタ管理LIFからpingを実行できる。
このタスクについて
以下の手順は、AutoSupportでメッセージを生成できているが、HTTPまたはHTTPS経由でメッセージを配信できていないと判断した場合に実行します。
エラーが発生したり、いずれかの手順を完了できない場合は、問題を特定し、対処してから次の手順に進んでください。
手順
- ノード管理LIFのステータスを確認します。network interface show -home-node local -role node-mgmt -fields
vserver,lif,status-oper,status-admin,address,role
status-operフィールドとstatus-adminフィールドがupになっている必要があります。
- あとで使用できるように、SVM名、LIF名、およびLIFのIPアドレスを書き留めておきます。
- DNSが有効になっていて正しく設定されていることを確認します。vserver services name-service dns show
- AutoSupportメッセージからエラーが返された場合、対処します。system node autosupport history show -node * -fields node,seq-num,destination,last-update,status,error
デジタル証明書に問題があることを示すエラーの場合は、テクニカル サポートにお問い合わせください。
- クラスタが必要なサーバとインターネットの両方にアクセスできることを確認します。
- network traceroute -node local -destination network_management_LIF
- network traceroute -node local -destination support.netapp.com
- system node autosupport show -fields proxy-url
- network traceroute -node local -destination proxy_url
いずれかのルートが機能していない場合は、「traceroute」ユーティリティまたは「tracert」ユーティリティを使用して、クラスタと同じサブネット上の機能しているホストから同じルートを試してください。これらのユーティリティは、ほとんどのサードパーティ製ネットワーク クライアントで使用できます。これにより、ネットワーク設定とクラスタ構成のどちらに問題があるかを判断できます。
- AutoSupportの転送プロトコルとしてHTTPSを使用する場合は、HTTPSトラフィックがネットワークから送信可能であることを確認します。
- クラスタ管理LIFと同じサブネットにWebクライアントを設定します。
プロキシ サーバ、ユーザ名、パスワード、およびポートを含む、すべての設定パラメータの値がAutoSupportの設定と同じであることを確認します。
- Webクライアントを使用してhttps://support.netapp.comにアクセスします。
アクセスが成功します。成功しない場合は、HTTPSトラフィックとDNSトラフィックを許可するようにすべてのファイアウォールが設定されていること、およびプロキシ サーバが正しく設定されていることを確認します。