ストレージQoSは、クライアント処理(SANおよびNASデータ要求)とシステム処理のスロットリングと優先順位付けを行うことで、ポリシー グループに割り当てられるワークロードを制御します。
ポリシー グループは、1つ以上のワークロードと、ポリシー グループ内のすべてのワークロードに一律に適用されるパフォーマンス制限で構成されます。次の2種類のポリシー グループがあります。
両方の種類のポリシー グループのパフォーマンス データを表示できます。システム定義のポリシー グループの名前はアンダースコアで開始されます。
ワークロードとは、クラスタが実行する処理です。次の2種類のワークロードがあります。
ポリシー グループに割り当てられていないストレージ オブジェクトに対するI/Oは、「ユーザのデフォルト」のワークロードに属します。
両方の種類のワークロードのパフォーマンス データを表示できます。システム定義のワークロードの名前はアンダースコアで開始されます。
次の図は、ユーザ定義のポリシー グループとシステム定義のポリシー グループを示しています。ユーザ定義のポリシー グループはユーザ定義のワークロード、つまりアプリケーションからストレージ オブジェクトへのクライアント処理を制御します。システム定義のポリシー グループは、システム定義のワークロード、つまりクラスタが実行する内部システム処理を制御します。