フィルタを使用して、特定のオブジェクトのリソース利用率を追跡したり、収集する統計の量を絞り込んだりできます。たとえば、システム内の30,000個のLUNから統計を収集するには長い時間がかかる可能性がありますが、ボリューム名で統計をフィルタリングすれば、収集する統計の量を絞り込み、処理にかかる時間を短縮することができます。
このタスクについて
次の手順では、パフォーマンス データをボリュームでフィルタリングする方法を例として示しています。
手順
- statistics volume showコマンドを使用して、ボリュームのパフォーマンス データを表示します。
出力には主要なカウンタが表示され、結果は指定したオブジェクトの最もアクティブなインスタンス順にソートされます。
例
この出力例には、IOP値の高いボリュームが表示されています。
cluster1::> statistics volume show
cluster1 : 12/31/2013 16:00:04
*Total Read Write Other Read Write Latency
Volume Vserver Aggregate Ops Ops Ops Ops (Bps) (Bps) (us)
------ ------- --------- ------ ---- ----- ----- ----- ----- -------
vol0 - aggr0 58 13 15 29 9585 3014 39
vol1 - aggr0_n0 56 0 11 45 8192 28826 47
- 出力をボリューム名でフィルタリングします。
例
この出力例には、vol1の統計が表示されます。
cluster1::> statistics volume show –volume vol1
cluster1 : 12/31/2013 16:00:04
*Total Read Write Other Read Write Latency
Volume Vserver Aggregate Ops Ops Ops Ops (Bps) (Bps) (us)
------ ------- --------- ------ ---- ----- ----- ------ ----- -------
vol1 - aggr0_n0 56 0 11 45 8192 28826 47