デグレードしたシステム ヘルスへの対応

システムのヘルス ステータスがデグレードした場合は、アラートを表示して考えられる原因および対処方法について一読し、デグレードしたサブシステムについての情報を表示して、問題を解決できます。抑制されたアラートも表示されるため、変更して承認済みかどうかを確認することができます。

このタスクについて

AutoSupportメッセージやEMSイベントを表示することによって、またはsystem healthコマンドを使用することによって、アラートが生成されたことを確認できます。

手順

  1. system health alert showコマンドを使用して、システム ヘルスを侵害しているアラートを表示します。
  2. アラートに示された考えられる原因、考えられる影響、および対処方法を一読し、問題を解決できるか、または詳細情報が必要かを判断します。
  3. 詳細情報が必要な場合は、次のいずれかの対処方法を実行します。
    • system health alert show -instanceコマンドを使用してアラートについての入手可能なその他の情報を表示する
    • 影響を受けたサブシステムについてsystem healthコマンドで特定のコマンドを使用して、問題を検証する
    たとえば、ディスクに問題がある場合はsystem health node-connectivity diskコマンドを使用してディスクについての詳細情報を取得します。
  4. system health alert modifyコマンドに-acknowledgeパラメータを指定し、そのアラートに対して対処中であることを示します。
  5. アラートの[Corrective Actions]フィールドに説明されている対処方法を実行し、問題を解決します。
    対処方法にはシステムのリブートが含まれている場合があります。
    問題が解決すると、アラートは自動的にクリアされます。サブシステムに他のアラートがない場合は、サブシステムのヘルスは[OK]に変わります。すべてのサブシステムのヘルスが[OK]の場合は、システム全体のヘルス ステータスが[OK]に変わります。
  6. システム ヘルス ステータスが[OK]であることを確認するには、system health status showコマンドを使用します。
    システム ヘルス ステータスが[OK]でない場合は、この手順を繰り返します。