AutoSupport OnDemandは、定期的にテクニカル サポートとの通信を行って、AutoSupportメッセージの処理(送信、再送信、または拒否)および大容量ファイルのNetApp サポート サイトへのアップロードに関する送信指示を受け取ります。AutoSupport OnDemandを使用すると、週次のAutoSupportジョブの実行を待たずにAutoSupportメッセージをオンデマンドで送信できます。
AutoSupport OnDemandは次のコンポーネントで構成されています。
AutoSupport OnDemandクライアントは、AutoSupport OnDemandサービスを定期的にポーリングし、テクニカル サポートから送信指示を取得します。たとえば、テクニカル サポートは、AutoSupport OnDemandサービスを使用して、新しいAutoSupportメッセージを生成するよう要求できます。AutoSupport OnDemandクライアントはAutoSupport OnDemandサービスをポーリングして、送信指示を取得し、要求に応じて新しいAutoSupportメッセージをオンデマンドで送信します。
AutoSupport OnDemandは、デフォルトで有効になっています。ただし、AutoSupport OnDemandがテクニカル サポートとの通信を継続するかどうかは、いくつかのAutoSupport設定によって決まります。次の要件を満たしている場合、AutoSupport OnDemandはテクニカル サポートと自動的に通信を行います。
AutoSupport OnDemandクライアントは、AutoSupportメッセージの送信先と同じ場所のテクニカル サポートにHTTPS要求を送信します。AutoSupport OnDemandクライアントは、着信接続は受け入れません。
AutoSupport OnDemandを無効にして、AutoSupportは有効な状態のまま、HTTPS転送プロトコルを使用してテクニカル サポートにメッセージを送信するように設定する場合は、テクニカル サポートにお問い合わせください。
AutoSupport OnDemandがテクニカル サポートにHTTPS要求を送って送信指示を取得する処理を図式化すると次のようになります。
送信指示には、AutoSupportが行う処理として、次のような内容を含むことができます。
テクニカル サポートからは、問題の優先度を選別できるように、新たなAutoSupportメッセージが要求されることがあります。
問題の優先度を選別できるように、テクニカル サポートからコア ダンプ ファイルまたはパフォーマンス アーカイブ ファイルを要求されることがあります。
この要求は、あるメッセージが配信失敗などの理由で受信されなかった場合に、自動的に出されます。
テクニカル サポートは、使用されていないデータの送信を無効にすることがあります。