aggregate show-spaceコマンドを使用して、1つまたは複数のアグリゲート内のすべてのボリュームによるスペース使用量を確認することができます。この情報から包含アグリゲートのスペースを最も使用しているボリュームを確認すると、空きスペースを増やすための対処方法を講じる際に役立ちます。
アグリゲートの使用スペースは、アグリゲートに含まれるFlexVolおよびInfinite Volumeコンスティチュエントで使用されるスペースに直接左右されます。また、ボリュームのスペースを増やすための操作もアグリゲートのスペースに影響します。
アグリゲートがオフラインの場合は値は表示されません。コマンド出力には、値が0になる行は表示されません。ただし、-instanceパラメータを使用すると、スペースを使用していない無効になっている機能も含め、すべての機能の行を表示できます。表示するデータがない行については、値の欄に-が表示されます。
アグリゲート内のすべてのボリュームによる占有量の合計。これには、包含アグリゲート内のすべてのボリュームのデータおよびメタデータ用に使用またはリザーブされているすべてのスペースが含まれます。包含アグリゲート内のすべてのボリュームを削除した場合、このスペースが解放されることになります。Infinite Volumeのコンスティチュエントは、スペース使用量コマンドの出力にはFlexVolであるかのように表示されます。
アグリゲートで必要なファイルシステム メタデータ(割り当てビットマップやinodeファイルなど)の合計。
ボリューム サイズに基づいてアグリゲートSnapshotコピー用にリザーブされているスペース。このスペースは使用済みとみなされ、ボリュームやアグリゲートのデータまたはメタデータ用に使用することはできません。
当初はアグリゲートSnapshotリザーブ用に割り当てられていたスペース。アグリゲートに関連付けられたボリュームで使用されているため、アグリゲートSnapshotコピーでは使用できません。アグリゲートSnapshotリザーブが0以外のアグリゲートの場合にのみ表示されます。
ボリューム、メタデータ、Snapshotコピー用に使用またはリザーブされているアグリゲート内のスペースの合計。
将来使用するためにリザーブされているのではなく、現在データに使用されているスペース。アグリゲートSnapshotコピー用に使用されるスペースが含まれます。
Snapshotオーバーフローについての行は表示されません。
Snapshotリザーブが5%のアグリゲートに対するaggregate show-spaceコマンドの出力例を次に示します。Snapshotリザーブが0の場合は、その行は表示されません。
cluster1::> storage aggregate show-space Aggregate : wqa_gx106_aggr1 Feature Used Used% -------------------------------- ---------- ------ Volume Footprints 101.0MB 0% Aggregate Metadata 300KB 0% Snapshot Reserve 5.98GB 5% Total Used 6.07GB 5% Total Physical Used 34.82KB 0%