クォータ ルールが設定されているqtreeのマウント ポイントからdfを実行した場合、コマンドの出力には、クォータ レポートの値と同じスペース使用量が表示されます。
qtreeを含むボリュームに対してクォータが有効になっている場合、dfコマンドによって報告されるスペース使用量では、ディレクトリ、Access Control List(ACL;アクセス制御リスト)、 ストリーム ディレクトリ、およびメタファイルによって使用されるブロックが除外されます。したがって、報告されるスペース使用量は、クォータ レポートの値と完全に一致します。
ただし、qtreeにクォータ ルールが設定されていない場合、 またはクォータがFlexVolに対して有効になっていない場合、 報告されるスぺース使用量 には、ボリューム内の他のqtreeを含むボリューム全体の、ディレクトリ、ACL、ストリーム ディレクトリおよび メタファイルによって使用されるブロックが含まれます。 この場合、dfコマンドで報告される使用量は、クォータ レポートの値より大きくなります。
----Disk---- ----Files----- Quota Volume Tree Type ID Used Limit Used Limit Specifier ------- -------- ------ ------- ----- ----- ------ ------ --------- vol1 q1 tree user1 10MB 10MB 1 - q1 ...
[user1@lin-sys1 q1]$ df -k 192.0.2.245:/vol/vol1/q1 10240 10240 0 100% /q1