volume createコマンドで-caching-policyパラメータを使用して、Flash Poolアグリゲートにあるボリュームのキャッシング ポリシーを変更できます。Flash Poolアグリゲート上にボリュームを作成すると、デフォルトでは、autoキャッシング ポリシーがそのボリュームに割り当てられます。
ほとんどの場合は、デフォルトのキャッシング ポリシーが推奨されます。ボリュームのキャッシング ポリシーを変更する必要があるのは、別のポリシーを使用したほうがパフォーマンスが向上する場合のみです。
ボリュームのキャッシング ポリシーは、Flash Poolアグリゲート上にボリュームを作成する場合に設定できます。volume modifyコマンドを使用すると、キャッシング ポリシーを変更できます。Flash Poolアグリゲートと非Flash Poolアグリゲート間でキャッシング ポリシーを移動することもできます。
ポリシー名 | 説明 | 読み取りキャッシング ポリシー | 書き込みキャッシング ポリシー | 権限 |
---|---|---|---|---|
auto | すべてのメタデータ ブロックとランダム リードのユーザ データ ブロックの読み取りキャッシュ、およびすべてのランダム オーバーライトのユーザ データ ブロックの書き込みキャッシュを行います。 | random_read | random-write | admin |
none | ユーザ データ ブロックまたはメタデータ ブロックをキャッシュしません。 | none | none | admin |
random_read | すべてのメタデータ ブロックとランダム リードのユーザ データ ブロックを読み取りキャッシュします。 | random_read | none | advanced |
noread-random_write | すべてのランダム オーバーライトのユーザ データ ブロックを書き込みキャッシュします。 | none | random-write | advanced |
meta | メタデータ ブロックのみを読み取りキャッシュします。 | meta | none | advanced |
meta-random_write | すべてのメタデータ ブロックを読み取りキャッシュし、すべてのランダム オーバーライトのユーザ データ ブロックを書き込みキャッシュします。 | meta | random-write | advanced |
random_read_write | すべてのメタデータ ブロック、ランダム リードのユーザ データ ブロック、およびランダム ライトのユーザ データ ブロックを読み取りキャッシュします。 | random_read_write | none | advanced |
random_read_write-random-write | すべてのメタデータ ブロック、ランダム リードのユーザ データ ブロック、およびランダム ライトのユーザ データ ブロックを読み取りキャッシュします。ランダム オーバーライトのユーザ データ ブロックの書き込みキャッシュも行います。 | random_read_write | random-write | advanced |