FlexVolとInfinite Volumeはどちらもデータ コンテナです。ただし、この2つには大きな違いがあるため、違いを考慮したうえで、ストレージ アーキテクチャにどちらのタイプのボリュームを使用するかを決定する必要があります。
次の表に、FlexVolとInfinite Volumeの相違点と類似点を示します。
ボリュームの機能または特徴 | FlexVol | Infinite Volume | 注記 |
---|---|---|---|
親エンティティ | SVM(シングル ノード) | SVM(複数ノード可) | |
関連付けられるアグリゲート数 | 1 | 複数 | |
最大サイズ | モデルごとに異なる | 20PB | FlexVolの最大サイズについては、Hardware Universeを参照してください。 |
最小サイズ | 20MB | 使用するノード1つにつき約1.33TB | |
Storage Virtual Machine(SVM)の種類 | FlexVolを備えたSVM | Infinite Volumeを備えたSVM | |
SVM 1つあたりの最大数 | モデルやプロトコルごとに異なる | 1 | 詳細については、Hardware Universeを参照してください。 |
ノード1つあたりの最大数 | モデルごとに異なる | モデルごとに異なる | 詳細については、Hardware Universeを参照してください。 |
SANプロトコルのサポート | ○ | × | |
サポートされるファイル アクセス プロトコル | NFS、CIFS | NFS、CIFS | |
重複排除 | ○ | ○ | |
圧縮 | ○ | ○ | |
FlexCloneボリューム | ○ | × | |
クォータ | ○ | × | |
qtree | ○ | × | |
シンプロビジョニング | ○ | ○ | |
Snapshotコピー | ○ | ○ | |
データ保護ミラー | ○ | ○ | Infinite Volumeでは、クラスタ間のミラーのみがサポートされます。 |
負荷共有ミラー | ○ | × | |
ウィルス対策 | ○ | × | |
テープ バックアップ | ○ | ○ | Infinite Volumeでは、NDMPではなく、NFSまたはCIFSを使用する必要があります。 |
ボリュームのセキュリティ形式 | UNIX、NTFS、mixed | Unified | 詳細については、『Clustered Data ONTAP File Access Management Guide for CIFS』または『Clustered Data ONTAP File Access Management Guide for NFS』を参照してください。 |
Infinite Volumeの管理の詳細については、『Clustered Data ONTAP Infinite Volumes Management Guide』を参照してください。