親ボリュームから読み書き可能FlexCloneボリュームをスプリットすると、FlexCloneボリュームで現在使用されているスペースの最適化がすべて解除されます。 スプリット後、FlexCloneボリュームと親ボリュームの両方に対して、それぞれのボリューム ギャランティで決められたスペースをすべて割り当てる必要があります。 FlexCloneボリュームは通常のFlexVolになります。
クローンスプリット処理に関連する次の考慮事項に注意してください。
- スプリットできるのは、読み書き可能FlexCloneボリュームのみです。データ保護FlexCloneボリュームは、親ボリュームからスプリットできません。
- 親ボリュームからFlexCloneボリュームをスプリットすると、FlexCloneボリュームの既存のSnapshotコピーがすべて削除されます。
FlexCloneボリュームのSnapshotコピーを保持したい場合、volume moveコマンドを使用して、FlexCloneボリュームを別のアグリゲートに移動できます。 必要に応じて、ボリュームを移動する操作の間に新しいSnapshotコピーを作成することもできます。
- スプリット操作中は、FlexCloneボリュームの新しいSnapshotコピーを作成できません。
- クローンスプリット処理はコピー処理であり、完了までに時間がかかる可能性があるため、Data ONTAPでは、クローンスプリット処理を停止するための volume clone split stopコマンドとステータスを確認するための
volume clone split statusコマンドが用意されています。
- クローンスプリット処理はバックグラウンドで行われるため、親ボリュームまたはクローン ボリュームどちらへのデータ アクセスも妨げられません。
- FlexCloneボリュームは、スプリット処理の開始時にオンラインになっている必要があります。
- 親ボリュームは、スプリット処理中はオンラインになっている必要があります。
- データ保護または負荷共有ミラーがあるFlexCloneボリュームは親ボリュームからスプリットすることはできません。
- 重複排除と圧縮が有効なFlexVolからFlexCloneボリュームをスプリットする場合、スプリットされたボリュームでは重複排除と圧縮は有効になりません。
- スプリットしたFlexCloneボリュームと親ボリュームを再び結合することはできません。