システム ボリュームとは、ファイル サービスや監査ログのメタデータなど、特別なメタデータを格納するFlexVolです。クラスタ内のストレージの使用をすべて把握できるように、システム ボリュームはクラスタ内で表示することができます。
システム ボリュームはクラスタ管理サーバ(管理SVM)によって所有され、ファイル サービスの監査が有効になっている場合に自動的に作成されます。
システム ボリュームに対して、volume showコマンドを使ってボリュームを表示することはできますが、それ以外のほとんどのボリューム用の処理は実行できません。たとえば、volume modifyコマンドを使用してシステム ボリュームを変更することはできません。
cluster1::> volume show -vserver cluster1 Vserver Volume Aggregate State Type Size Available Used% --------- ------------ ------------ ---------- ---- ---------- ---------- ----- cluster1 MDV_aud_1d0131843d4811e296fc123478563412 aggr0 online RW 2GB 1.90GB 5% cluster1 MDV_aud_8be27f813d7311e296fc123478563412 root_vs0 online RW 2GB 1.90GB 5% cluster1 MDV_aud_9dc4ad503d7311e296fc123478563412 aggr1 online RW 2GB 1.90GB 5% cluster1 MDV_aud_a4b887ac3d7311e296fc123478563412 aggr2 online RW 2GB 1.90GB 5% 4 entries were displayed.
ファイル サービスの監査によるシステム ボリュームの使用方法の詳細については、『Clustered Data ONTAP File Access Management Guide for CIFS』を参照してください。