Data ONTAPのスペース管理機能を使用すると、ストレージのコストを抑えてデータの可用性を最大限に高めることができます。これには、ファイル、LUN、およびボリュームの設定オプションと、空きスペースを使い切らないように処理が必要になったときに通知するアラームを使用します。
Data ONTAPでは、Snapshotコピーなどの強力なブロック共有テクノロジを採用しているため、ボリュームやLUNに書き込まれているユーザ データのサイズよりも多くの空きスペースを確保する必要があります。必要な空きスペースの量は、アプリケーション環境やストレージの管理方法によって異なります。
次の設定オプションや機能を使用して、それぞれの環境におけるデータ可用性とストレージ利用率の適切なバランスを維持できます。
ファイルまたはLUNの属性。ファイルまたはLUN用に空きスペースを確保できます。
ボリューム属性。Data ONTAPでボリューム用にスペースを確保する方法を設定できます。
ボリュームの属性。ボリュームがフルに近づいたときにData ONTAPで自動的に空きスペースを確保することができます
アグリゲートの空きスペースがそのアグリゲートに関連付けられている特定のボリュームの空きスペースよりも重要な場合は、スペースが不要なスペースをアグリゲートに戻すようにボリュームを設定できます。
空きスペースを使い切る前に対処できるように、ボリュームまたはアグリゲートがフルに近づいたときに通知するアラート。
ボリュームおよびアグリゲートの使用済みスペースの状況を確認して対処する手段。