データ圧縮を使用すると、より多くのデータをより少ないスペースに格納できます。さらに、データ圧縮により、Volume SnapMirrorの転送中にデータの複製に必要な時間と帯域幅が削減されます。データ圧縮により、通常のファイルやLUNのスペースを節約できます。
ただし、ストレージ システム内部のファイル、Windows NTストリーム、およびボリューム メタデータは圧縮されません。
ボリュームに対するインライン圧縮を有効にすると、以降のデータ書き込みで、圧縮可能なデータは圧縮されてボリュームに書き込まれます。ただし、圧縮できないデータやインライン圧縮に省略されたデータは、圧縮されない形式でボリュームに書き込まれます。
インラインのみの効率化ポリシーを使用するように設定されているボリュームは、スケジュール設定または手動開始によるバックグラウンドの処理を実行せずにインライン圧縮を実行できます。
ボリュームに対するポストプロセス圧縮を有効にすると、そのボリュームへの当初圧縮されなかった新しいデータ書き込みが(インライン圧縮が有効になっている場合)、ポストプロセス圧縮の実行時に圧縮済みデータとしてそのボリュームに再書き込みされます。ポストプロセス圧縮処理は、優先度が低いバックグラウンド プロセスとして実行されます。
インライン圧縮とポストプロセス圧縮の両方が有効になっている場合、ポストプロセス圧縮はインライン圧縮が実行されないブロックのみを圧縮します。対象となるのは、少量かつ部分的な圧縮グループの上書きなど、インライン圧縮で省略されたブロックです。
Infinite Volumeでの圧縮の詳細については、『Clustered Data ONTAP Infinite Volumes Management Guide』を参照してください。