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重複排除メタデータとは

重複排除メタデータには、フィンガープリント ファイルと変更ログが含まれます。フィンガープリントは、FlexVolまたはInfinite Volume内にある4KBのデータ ブロックごとに適用されるデジタル署名です。

重複排除メタデータには2つの変更ログ ファイルが含まれています。重複排除の実行時、1つ目の変更ログ ファイルにある新しいデータ ブロックのフィンガープリントが フィンガープリント ファイルにマージされ、2つ目の変更ログ ファイルには重複排除処理中に 書き込まれた新しいデータのフィンガープリントが格納されます。次回の重複排除処理実行時には、この2つの変更ログ ファイルの役割が入れ替わります。

Data ONTAP 8.0.1の場合、重複排除メタデータは アグリゲート内に配置されます。Data ONTAP 8.1以降、 ボリュームごとに重複排除メタデータのコピーが2つ保持されます。1つのコピーはボリューム内に、もう1つは アグリゲート内に格納されます。アグリゲート内の重複排除メタデータは、すべての重複排除処理の作業用 コピーとして使用されます。追加のコピーは重複排除メタデータのボリューム内に格納されます。

ボリュームを移動すると、重複排除メタデータもボリュームと一緒に移動します。ボリュームの所有権が変わった場合、次回の重複排除処理実行時に、ボリューム内の重複排除メタデータのコピーからアグリゲートの重複排除メタデータが自動的に作成されます。この処理は、フィンガープリントを新しく作成するよりも高速です。

Data ONTAP 8.2以降では、フィンガープリントは物理ブロックごとに格納されるので、重複排除メタデータの格納に必要なスペースが削減されます。

重複排除メタデータは、次のように、ボリューム内の論理データの合計量の最大7%を占めることができます。

storage aggregate showコマンドを使用してアグリゲート内の利用可能なスペースを、volume showコマンドを使用してボリューム内の利用可能なスペースをそれぞれ確認できます。これらのコマンドの詳細については、マニュアル ページを参照してください。

4個のボリュームを含む2TBのアグリゲートで、アグリゲート内の各ボリュームのサイズは400GBである場合に、3個のボリュームが重複排除対象で、それぞれのボリュームごとに削減割合が異なるとします。

各ボリュームで、重複排除 メタデータ用に必要なスペースは次のとおりです。

アグリゲートには、重複排除メタデータ用のアグリゲート内に8.25 GB [(3% × (100 GBの50%)) + (3% × (200GBの75%)) + (3% × (300GBの25%)) = 1.5+4.5+2.25= 8.25GB]の利用可能なスペースが必要です。