ディスク スペースをあまり使用せずにデータ コピーを瞬時に作成する必要がある場合は、データが含まれる親FlexVolからFlexCloneボリュームを作成できます。親ボリュームのタイプに応じて、読み書き可能FlexCloneボリュームまたはデータ保護FlexCloneボリュームを作成できます。
始める前に
- クラスタでFlexCloneライセンスが有効になっている必要があります。
- クローニングするボリュームはオンライン状態である必要があります。
このタスクについて
- データ保護FlexCloneボリュームは、SnapMirrorデスティネーションから作成するか、SnapVaultセカンダリ ボリュームである親のFlexVolから作成できます。
- FlexCloneボリュームの作成後は、FlexCloneボリュームが存在する間は親ボリュームを削除できません。
ステップ
- volume clone createコマンドを使用して、FlexCloneボリュームを作成します。
注: 読み書き可能なFlexCloneボリュームの作成時には、ベースのSnapshotコピーを指定する必要はありません。クローン作成のベースのSnapshotコピーを特に指定しない場合、Data ONTAPによってSnapshotコピーが作成されます。ただし、データ保護FlexCloneボリュームを作成する場合には、ベースのSnapshotコピーを指定する必要があります。
例
- 次のコマンドを実行すると、親ボリュームvol1から、読み書き可能FlexCloneボリュームvol1_cloneが作成されます。volume clone create -vserver vs0 -flexclone vol1_clone -type RW -parent-volume vol1
- 次のコマンドを実行すると、ベースのSnapshotコピーのsnap1を使用して、親ボリュームdp_volからデータ保護FlexCloneボリュームvol_dp_clonが作成されます。volume clone create -vserver vs1 -flexclone vol_dp_clone -type DP -parent-volume dp_vol -parent-snapshot snap1