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FlexVolに許可される最大ファイル数の変更に関する考慮事項

FlexVolには、収容可能なファイルの最大数があります。ボリュームに収容可能なファイルの最大数は変更できますが、その前に、この変更がボリュームにどのような影響を及ぼすかを理解しておく必要があります。

ボリュームに含めることができるファイルの数は、ボリューム内のinodeの数によって決まります。inodeは、ファイルに関する情報を含むデータ構造です。ボリュームには、プライベートinodeとパブリックinodeの両方があります。パブリックinodeはユーザに表示されるファイルで使用され、プライベートinodeはData ONTAPで内部的に使用されるファイルで使用されます。変更できるのは、ボリュームのパブリックinodeの最大数のみです。プライベートinodeの数は変更できません。

Data ONTAPは、ボリュームのサイズに基づいて、新たに作成されるボリュームのパブリックinodeの最大数を自動的に設定します(ボリューム サイズ32KBあたりinode1個)。管理者によって直接、またはData ONTAPのオートサイズ機能を通じてボリュームのサイズが拡張された場合、ボリューム サイズが約1TBに達するまで、ボリューム サイズ32KBあたり少なくとも1個のinodeを持つように、必要に応じてパブリックinodeの最大数も拡張されます。Data ONTAPでは33,554,409個を超えるinodeは自動作成されないため、ボリュームを1TBを超えるサイズに拡張しても、inodeは追加されません。ボリューム サイズに関係なく、デフォルト数を超えるファイルが必要な場合は、volume modifyコマンドを使用して、そのボリュームのinodeの最大数を増やすことができます。

パブリックinodeの最大数を削減することもできます。その場合、inodeに現在割り当てられているスペース容量は変わりませんが、パブリックinodeファイルが消費可能なスペースの最大容量が削減されます。ただし、inode用にいったん割り当てられたスペースがボリュームに戻されることはありません。このため、inodeの最大数を現在割り当てられているinode数より減らしても、割り当て済みで未使用のinodeの分のスペースがボリュームに戻されることはありません。