ボリュームを移動するときは、移動するボリュームやシステム構成(MetroCluster構成など)に応じて、さまざまな考慮事項や推奨事項について検討する必要があります。ここでは、ボリュームの移動に関する考慮事項と推奨事項を示します。
この推奨事項に従うことで、ボリュームを新しいリリース ファミリーから古いリリース ファミリーに誤って移動するのを防ぐことができます。
FlexCloneの親ボリュームを移動すると、元のアグリゲートに一時ボリュームが残り、すべてのFlexCloneボリュームの親ボリュームとして機能します。この一時ボリュームに対して実行できるのはオフラインにする処理と削除する処理だけで、それ以外の処理は実行できません。すべてのFlexCloneボリュームのスプリットまたは破棄が完了すると、一時ボリュームは自動的にクリーンアップされます。
クローンスプリット処理が完了するまで、ボリュームを移動しないようにしてください。
この一時ボリュームはData ONTAPでは削除されず、手動で削除する必要があります。
MetroCluster構成のボリュームを移動する際、ソース クラスタのデスティネーション アグリゲートに一時ボリュームが作成されると、ミラーされているが同期されていないアグリゲート内のボリュームに対応する一時ボリュームのレコードが作成されます。
このボリュームは手動で削除する必要があります。