FlexVolを備えた新しいStorage Virtual Machine(SVM、旧Vserver)でクォータを設定するには、クォータ ポリシーを作成してクォータ ポリシー ルールをポリシーに追加し、このポリシーをSVMに割り当て、SVM上の各FlexVolでクォータを初期化する必要があります。
手順
- -instanceオプションを指定してvserver showコマンドを使用し、SVMの作成時に自動的に作成されたデフォルトのクォータ ポリシーの名前を表示します。
SVMの作成時に名前が指定されなかった場合、名前は「default」です。
vserver quota policy renameコマンドを使用すると、デフォルトのポリシーに名前を指定できます。
注: volume quota policy createコマンドを使用して、新しいポリシーを作成することもできます。
- volume quota policy rule createコマンドを使用し、SVM上の各ボリュームに次のいずれかのクォータ ルールを作成します。
- すべてのユーザに対するデフォルトのクォータ ルール
- 特定のユーザに対する明示的クォータ ルール
- すべてのグループに対するデフォルトのクォータ ルール
- 特定のグループに対する明示的クォータ ルール
- すべてのqtreeに対するデフォルトのクォータ ルール
- 特定のqtreeに対する明示的クォータ ルール
- volume quota policy rule showコマンドを使用して、クォータ ルールが正しく設定されているかどうかを確認します。
- 新しいポリシーを使用する場合は、vserver modifyコマンドを使用して新しいポリシーをSVMに割り当てます。
- volume quota onコマンドを使用してSVM上の各ボリュームでクォータを初期化します。
- volume quota show -instanceコマンドを使用して、初期化できなかったクォータ ルールなどの初期化のエラーを確認します。
- volume quota reportコマンドを使用してクォータ レポートを表示し、適用クォータが予想どおりの状態かどうかを確認します。