ある機能をData ONTAPで有効にすると、想定以上のスペースが消費されることがあります。Data ONTAPでは、消費されるスペースを、ボリューム、アグリゲート内のボリュームのフットプリント、およびアグリゲートの3つの観点から判定できます。
ボリューム、アグリゲート、またはその両方でのスペース消費またはスペース不足により、ボリュームのスペースが不足することがあります。スペース使用量の機能別の内訳をさまざまな観点から確認することで、調整や無効化、およびその他の対処(アグリゲートやボリュームのサイズ拡張など)が必要な機能を判断できます。
スペース使用量は、以下の観点から詳細に確認できます。
Snapshotコピーによる使用量も含めて、ボリューム内のスペース使用量の詳細を確認できます。
ボリュームのスペース使用量は、volume show-spaceコマンドを使用して表示できます。
ボリュームのメタデータも含め、包含アグリゲートで各ボリュームが使用しているスペースの量に関する詳細を把握できます。
アグリゲートを備えたボリュームのフットプリントは、volume show-footprintコマンドで確認できます。
アグリゲートに含まれるすべてのボリュームのボリューム フットプリント、アグリゲートSnapshotコピーにリザーブされたスペース、およびその他のアグリゲート メタデータの合計です。
アグリゲートのスペース使用量は、storage aggregate show-spaceコマンドを使用して確認できます。
テープ バックアップおよび重複排除などの特定の機能は、ボリュームからとアグリゲートから直接、メタデータ用のスペースを使用します。これらの機能については、ボリュームとボリュームのフットプリントで異なるスペース使用量が表示されます。