クォータが適用されていないターゲットに対してクォータを追加または削除するなど、既存のクォータに大幅な変更を加える場合は、影響するすべてのボリュームのクォータを変更して再初期化する必要があります。
このタスクについて
クォータが適用されているStorage Virtual Machine(SVM)に対し、クォータの完全な再初期化が必要となる、大幅な変更を実行します。
手順
- -instanceパラメータを指定してvserver showコマンドを使用し、SVMに現在割り当てられているポリシーの名前を確認します。
- 次のいずれかの操作を実行し、クォータ ルールを変更します。
状況 |
操作 |
新しいクォータ ルールを作成する |
volume quota policy rule createコマンドを使用します |
既存のクォータ ルールの設定を変更する |
volume quota policy rule modifyコマンドを使用します |
既存のクォータ ルールを削除する |
volume quota policy rule deleteコマンドを使用します |
- volume quota policy rule showコマンドを使用して、クォータ ルールが正しく設定されているかどうかを確認します。
- クォータを変更した各ボリュームで、クォータをオフにしてからクォータをオンにして、クォータを再初期化します。
- 影響する各ボリュームでクォータを非アクティブ化するには、そのボリュームでvolume quota offコマンドを使用します。
- 影響する各ボリュームでクォータをアクティブ化するには、そのボリュームでvolume quota onコマンドを使用します。
注: 影響する各ボリュームのクォータは、5分ほど待機してから再アクティブ化します。
volume quota offコマンドの実行後すぐにアクティブ化しようとすると、エラーが発生する場合があるためです。
また、コマンドを実行して、特定のボリュームを含むノードからボリュームのクォータを再初期化することもできます。
初期化処理は、次のいずれかの方法で監視できます。
- volume quota show -instanceコマンドを使用して、初期化できなかったクォータ ルールなどの初期化のエラーを確認します。
- volume quota reportコマンドを使用してクォータ レポートを表示し、適用クォータが予想どおりの状態かどうかを確認します。